私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

『魚々食紀』に逃げる

2019-09-21 08:43:03 | 書籍紹介
2019年9月21日(土)

『魚々食紀~古来、日本人は魚をどう食べてきたか』
(川那部 浩哉著 平凡社 2000年)


いやあ、3度目のチャレンジでやっと最後まで読めた。

著者は魚類生態学の巨人。
とびついて買ったんだケド・・・
さまざまな古文書から沢山の魚食文化の史実を読み解いてるもんだから
古典・漢文にコテンコテン・ちんぷんかんぷんの私には歯が立たないまま20年。

何、難しい資料のとこを読み飛ばせばいいんだ。
瀬戸内のアキアミなんて1000年前から全国名産食材なんだとか、おもろいやんか!
ちゃんと理解できたかどうかは二の次にしとこ。

今回読めたのは、俳句の本から逃げたから。
歳時記関連の本と比べたら私には向いてるな。

つくづくと思う。
日本の博物学(生物学)が細密画とともに始まったのは1850年頃。
まだ200年もたってない。
そのわずかの間にどれだけの日本固有の生き物たちが滅んだことか。
食えない魚なんてほとんど誰も見向きもしないから知られることもないまま。

花鳥風月を愛でる日本人、礼節を重んじる日本人という美徳は確かにあるかもしれん。
ケド、対象となる生き物はごく一部かもしれんなあ?
みんな(私も)知らんこと、わからんことばかりじゃもん。
学力の多寡なんてみんなどんぐりの背比べ。
受験学力社会にふりまわされてるのかもしれんなあ?

ま、読めたのは無謀にはじめた、私の恥をさらし続ける俳句のおかげじゃね。

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