2020年4月17日(金)
巣ごもりしてる全国の良い子の皆さんに楽しんでもらえればと。
巣ごもりに備えて買ってた昔懐かし『シガーフライ』
よく見てみると、2種いるぞ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/49/0df5ea05c18cef66abf10f5d25d50696.jpg)
左は、岡山県倉敷市にある梶谷食品 のシガーフライ。
コイツは幼い頃からよく食べていたやつだ。
右は、石川県金沢市にある北陸製菓のシガーフライ。
初めてみたなあ。
よく知らぬままお徳用サイズにつられ買ってたんだわ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/88/16978752dd6d9eeba6471cffa9ae5236.jpg)
製造会社が違うのに同じ名前とは?
ホモニム(同名異種)なのかもしれないぞっ!
俄然、興味が湧いてきたっ!
まず、無作為に10個ずつ袋から取り出し並べてみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/e7/c73ca456bfaffb84ed02d59993f9bc4b.jpg)
岡山産は石川産に比べ、体色が少し濃い気がする。
が、個体変異の幅もあるから、別種とする決め手にはならない。
あくまで科学的に分類しなくてはいけない。
頭部側から比べてみる。(どっちが頭じゃ!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/fd/eede27b7e16470830e9f64fb4c5602e8.jpg)
岡山産は石川産に比べ、頭部が丸く体表もつるんとした感じがする。
が、これも私的な印象にすぎない。
両種の交雑実験を行ってみた。(混ぜたと言え!混ぜたと!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/09/653b102ff0743c5a633a933bf43c693e.jpg)
しばらく放置しておいたが、雑種は生まれなかった。(当たり前じゃ!)
この飼育個体から、再び両種を見分け、グループ分けができるのか?
試してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/9e/3e9f934e16a11b498e609664d270cf28.jpg)
見た目での判別は十分可能だった!
上が岡山産、下が石川産である。
なお、飼育中、石川産は1個体なくなってしまった。(食べたと言え!食べたと!)
この実験の途中、一つの新たな気付きがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/92/dbf249d6e497540915d8374f0f4bd20a.jpg)
岡山産は石川産と比べ、より体表からの分泌物質が多いみたいだ。(油っこいと書かんか!)
続いて、DNA分析。
遺伝子や成分組成が違えば、明らかに別種と証明できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/ad/2421c9b9ed36f27968293a4ab08f4360.jpg)
ビンゴッ!
岡山産は石川産と比べ、かなりシンプルな遺伝子組成をしているじゃないかっ!
後は、形質(形態的な特徴)で、明らかな違いを見つけるのだ。
メダカがキタノメダカとミナミメダカの2種に分けられたように
私も、この2種で新たな論文を書き、大きな注目を浴びるかもしれない。(浴びるかいっ!)
たまたまだが、交雑飼育してたこの2種を分けた後
かみさんから「出したもんちゃんと片づけてよ!」と注意を受けたため
腹部にしまおう(食べると書かんかっ!)と手にとったとき
「エウレカ!」(アルキメデスが浮力を見つけ、思わず叫んだ言葉じゃ!)
「見つけたぞ!明らかな違いを!」
それは、腹部にあった!(私の腹ではないよ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/a3/d37da7780b2431e8a023edc29dc5febe.jpg)
岡山産には明らかに斜方向への筋が何本も入ってるではないかっ!
石川産にはそれがないぞっ!
かくして、この2種は明らかな別種であることがきっちり解明された。
後は、同名となった歴史的な事実を辿れば論文にできる。
調べてみた。
どちらの製造会社も戦前からの歴史を持つこと。
どちらも1950年代に「シガーフライ」と命名し、販売を始めてること。
ん~、わからんぞ。
異種同名の場合、先取権がある。
古い記録が残ってる種に名前の権利があるけどなあ。
ここでつまづいちゃった!
いっそ、ミナミアカヒレタビラとキタノアカヒレタビラのように
カジタニノシガーフライとホクリクシガーフライと命名しようか?すべきか?
さてさて、昔は地域固有だったお菓子も販売網が広がり、生息域が次第に重なっていく。
よく似た2種が共存する地域が生まれたんだなあ。
こんなことで楽しく一日が過ぎていく
という極めてくだらないお話。
※ 4月18日追記:ふざけてるうちに、肝心な味比べを書き忘れてました。
が、もういいや! どっちもおいしいで!
巣ごもりしてる全国の良い子の皆さんに楽しんでもらえればと。
巣ごもりに備えて買ってた昔懐かし『シガーフライ』
よく見てみると、2種いるぞ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/49/0df5ea05c18cef66abf10f5d25d50696.jpg)
左は、岡山県倉敷市にある梶谷食品 のシガーフライ。
コイツは幼い頃からよく食べていたやつだ。
右は、石川県金沢市にある北陸製菓のシガーフライ。
初めてみたなあ。
よく知らぬままお徳用サイズにつられ買ってたんだわ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/88/16978752dd6d9eeba6471cffa9ae5236.jpg)
製造会社が違うのに同じ名前とは?
ホモニム(同名異種)なのかもしれないぞっ!
俄然、興味が湧いてきたっ!
まず、無作為に10個ずつ袋から取り出し並べてみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/e7/c73ca456bfaffb84ed02d59993f9bc4b.jpg)
岡山産は石川産に比べ、体色が少し濃い気がする。
が、個体変異の幅もあるから、別種とする決め手にはならない。
あくまで科学的に分類しなくてはいけない。
頭部側から比べてみる。(どっちが頭じゃ!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/fd/eede27b7e16470830e9f64fb4c5602e8.jpg)
岡山産は石川産に比べ、頭部が丸く体表もつるんとした感じがする。
が、これも私的な印象にすぎない。
両種の交雑実験を行ってみた。(混ぜたと言え!混ぜたと!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/09/653b102ff0743c5a633a933bf43c693e.jpg)
しばらく放置しておいたが、雑種は生まれなかった。(当たり前じゃ!)
この飼育個体から、再び両種を見分け、グループ分けができるのか?
試してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/9e/3e9f934e16a11b498e609664d270cf28.jpg)
見た目での判別は十分可能だった!
上が岡山産、下が石川産である。
なお、飼育中、石川産は1個体なくなってしまった。(食べたと言え!食べたと!)
この実験の途中、一つの新たな気付きがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/92/dbf249d6e497540915d8374f0f4bd20a.jpg)
岡山産は石川産と比べ、より体表からの分泌物質が多いみたいだ。(油っこいと書かんか!)
続いて、DNA分析。
遺伝子や成分組成が違えば、明らかに別種と証明できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/ad/2421c9b9ed36f27968293a4ab08f4360.jpg)
ビンゴッ!
岡山産は石川産と比べ、かなりシンプルな遺伝子組成をしているじゃないかっ!
後は、形質(形態的な特徴)で、明らかな違いを見つけるのだ。
メダカがキタノメダカとミナミメダカの2種に分けられたように
私も、この2種で新たな論文を書き、大きな注目を浴びるかもしれない。(浴びるかいっ!)
たまたまだが、交雑飼育してたこの2種を分けた後
かみさんから「出したもんちゃんと片づけてよ!」と注意を受けたため
腹部にしまおう(食べると書かんかっ!)と手にとったとき
「エウレカ!」(アルキメデスが浮力を見つけ、思わず叫んだ言葉じゃ!)
「見つけたぞ!明らかな違いを!」
それは、腹部にあった!(私の腹ではないよ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/a3/d37da7780b2431e8a023edc29dc5febe.jpg)
岡山産には明らかに斜方向への筋が何本も入ってるではないかっ!
石川産にはそれがないぞっ!
かくして、この2種は明らかな別種であることがきっちり解明された。
後は、同名となった歴史的な事実を辿れば論文にできる。
調べてみた。
どちらの製造会社も戦前からの歴史を持つこと。
どちらも1950年代に「シガーフライ」と命名し、販売を始めてること。
ん~、わからんぞ。
異種同名の場合、先取権がある。
古い記録が残ってる種に名前の権利があるけどなあ。
ここでつまづいちゃった!
いっそ、ミナミアカヒレタビラとキタノアカヒレタビラのように
カジタニノシガーフライとホクリクシガーフライと命名しようか?すべきか?
さてさて、昔は地域固有だったお菓子も販売網が広がり、生息域が次第に重なっていく。
よく似た2種が共存する地域が生まれたんだなあ。
こんなことで楽しく一日が過ぎていく
という極めてくだらないお話。
※ 4月18日追記:ふざけてるうちに、肝心な味比べを書き忘れてました。
が、もういいや! どっちもおいしいで!
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