私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

ウデワユミアシサシガメ Polytoxus armillatus ? の捕食

2022-07-04 12:53:19 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2022年7月4日(月)

ウデワユミアシサシガメ Polytoxus armillatus かな?

20220630

知人とナイトウォーキング中、集会所の灯り近くの白壁で
たくさん飛来していたキイロカワカゲロウを捕食していた。

体長は8mmほど。
湿地性のサシガメで、赤黒のコントラストが鮮やか。
なので、後で調べるのがやっかいだと知りつつ、撮影してしまった。
普段は、湿地性の植物の根元でじっと獲物を狙ってるらしい。
だから、余計人目につかないまま、ネット上にもあまり書かれておらず
地域によってはレッドデータ記載種になったりしてるみたい。

サシガメの仲間だから口吻を刺し込みカゲロウの体液を吸ってる。

これが似たような水生昆虫タガメだったら「ヒーヒー喜ぶ人」も多かろうけどね。

で、コイツの特徴を調べてみた。


 前肢が弓なりに曲がってるから『ユミアシ』
 3対の脚に黒い帯があるから『ウデワ』
ということで、わかりやすい形態的特徴をそのまま和名のウデワユミアシサシガメにしてるみたい。

 胸部の1対のトゲはトゲでなかなかの特徴だよなと帰宅後驚いた。

でも、命名に種の特徴が記されていることはとても良いと思う。

例えば、最近、コガタブチサンショウウオが2つの別種にわけられ
この和名は九州に生息するものに残され
近畿・東海に生息するものには『マホロバサンショウウオ』という名がつけられた。
そりゃ命名権は発見・解明し論文記載したお方にあるんだろうけど
私個人の考えとしては、せめて『マホロバブチサンショウウオ』と、系統や特徴を少し残しておいてほしいと思うもん。

ま、コイツをみつけて撮影して
田んぼ周りのツチガエルやスッポン、稲を上ってく幼アマガエルなんかを見てまわって
戻ってきても、まだじっと吸ってたから、夏休みなんかの親子観察に「灯りを訪ねる夜散歩」はもってこいなんじゃないかなあ。

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