私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

アカスジキンカメムシ:臭くなく歩く宝石らしい

2021-06-08 11:08:07 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2021年6月8日(火)

アカスジキンカメムシ およそ15mm

20210607

昨日、散歩中かみさんが見つけた。
ちくしょ~っ!
小学生だった頃から図鑑が好きで、その頃から昆虫図鑑の表紙を飾ってたカメムシ。
『歩く宝石』とも呼ばれる大きなカメムシ。

私は生まれてから一度も見たこともなく、地元でも相当山奥に行かないとダメだと思い込んでた。


まさかである。
地元の小川沿いの足元にいたとはっ!
しかもである。
よりによって虫どシロウトのかみさんが・・・
さらにである。
「何度か見たよ」
「あまり呼ぶと悪いし、カメムシだからもう知ってて興味ないと思ってた」と言う。

このやろ~! ちっくしょ~! なのである。
ま、いい。
いつも大手柄はかみさんでいい。
会えたのだから・・・グスン!

実におとなしくしてくれるので、撮影はとっても楽ちん


キンカメムシ科で、実際に試した人たちは「臭くない」「若草の臭いがちょっぴり」と書いてるから
むしろ、きっと「かすかないい匂い」なんだろうな。

この写真で、金属光沢のような緑色が伝わってるかどうかは怪しいけど
陽の当たり方ではとってもきれいに輝いてた。
ただ、アカガネサルハムシやタマムシの輝きが構造色なのに対し
コイツは違うらしくて
死ぬと一気に色あせ黒ずんでしまうという。
あ、構造色というのは、表面の微小な凹凸によって生じる色のこと。
シャボン玉とかCDの表面の色もそう。

さて、思い起こせば・・・地元の町の山奥散歩で

20210525

アカスジキンカメムシ幼虫を最初に見つけたのもかみさん。
「おっきいハムシみたいなんがおるよ~っ!」

かのように、かつては虫にまったく関心のない、いや、むしろ嫌いだったかみさんでさえ
こうして1年以上、地元の散歩をくり返してたら『小さな甲虫好き』に成長してる。

ちょうど1年前の今日、アユカケやスナヤツメを採集した3月の話をずっと貯め込んでて

そりゃそうじゃろ?
子どもたちは学校に行けず、悶々と家で過ごしてる中
昔の話とはいえ、大の大人が出かけ、「魚採り」して遊んでるなんてな。
みっともないったらありゃしない。

と書いてる。

たまたまだが、あの頃と今と思いは少しもぶれてない。
「オリンピックはいいのに何で運動会は中止なの?」と孫に問われうなだれる知人
「クラブ活動の見直し」や「オンライン授業」を余儀なくされる知り合いの生徒・学生・教師たちの苦悩
公務員としての「厳しい日常生活の規律」などなど
今も、身近に多くのお上のお達しに従わざるを得ない連中をみてるからなあ。
いくら反論があろうと首を覚悟で闘えとも言えないし、何より子どもらに言い返す余地はない。

必要火急な活動はすべて黙して進めつつ、うちのかみさんでもできる他愛のない
老若男女が家族で楽しめて、密にもならぬ散歩「プランB」を実行し続けるだけのこと。

ま、『私が口惜しがるのが楽しいから』らしいから
ほれっ! 
そこのお父さん、お子さんや奥さんが先に見つけたら心から口惜しがるんだよっ!
先に見つけていばるんじゃないよっ!

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2 コメント

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Unknown (gai6969)
2021-06-09 08:41:42
奥様を虫沼へ引きずり込まれたのは流石ですね!キンカメムシの発色はタナゴ等の発色と同じようなメカニズムなのでしょうね~勉強になります。興味を持って貰うことは本当に大事なことですよね。

話は変わりまして、性懲りもなく噛み付くようでご無礼なコメントさせて頂きますが…
ーいくら反論があろうと首を覚悟で闘えとも言えないし、何より子どもらに言い返す余地はない。ー
そうですね。現場の方達は立場上弱いことが多々ありますし、当人達に声を上げろというのが酷なことは同感です。だからこそ、外野がこれは違うんじゃないかと「20時にカエル」等あからさまにおかしなことには当人達に変わって声を上げても良いと思うのですよね。
ぶれないというと聞こえは良いのですが、一年前の未知のウィルスだった状態とは異なり、コロナに関してはある程度知見が固まりつつあるのでは無いでしょうか?知識・経験をアップデートし、その場に応じた対応も必要だと思います。
返信する
gai6969さんへ (私魚人)
2021-06-09 11:43:41
コメントありがとうございます。

知識のアップデートはたぶんgai6969さんよりはるかに暇ですから、諸外国の最新論文も含め、賛否いろいろ含めて読み進めてはいますよ。
もちろんgai6969さんたちから紹介いただいた論文も読ませていただいてます。

ある程度おっしゃられる通りなのですが、残念ながらその知見を一部利用し、感染対策もせず個人の自由だけ主張される方々へと広がる風潮にもつながってる気もします。

大きな疑問があります。

その知見が固まりつつあるのなら、希望の光ですね。ただ、その知見に基づいた判断での行動ならば対応として正しいのだろうか?

正しい知見だとして、多くの諸外国は、なぜそれを無視した形で諸外国を含め、これだけの経済損失と貧困を生みながら、あえて似たようなロックダウンや宣言をくり返すのだろうか?
どこかの陰謀なのでしょうか?

そして、それほど、世界の政治家・研究者・資本家などのリーダーたちは愚かなのだろうか?

そこがわからない。
だから簡単に信じないし、節度は守る。

あれほど経済重視の政治家たちが、あえて明らかに不易なことをあえてくり返してるとして
『国がまちがってる』と声をあげることへは大切な権利かもしれません。
が、一方で、間違いなく責任もともないます。
反旗をひるがえし、他者を巻き込む責任です。

一応、日本も国ですからね。

残念ながら感染症の門外漢の匿名の私に、その責任はとれないですわ。
卑怯なのかもしれませんが、そういうことです。

gai6969さんが個人の判断で、自治体の要請を越えた外出をされても心配こそすれ何も言いません。
ただ、『自粛疲れ』とか『要請を越えた外出もいいのでは?』と書くのは、以前「スイゲンゼニタナゴ」のときと似てて少し危うく、勇み足にならねばと心配しているだけなんですよ。
あのときも、その後、国・自治体・保護団体・ボランティアなど、多くの方々が動きました。
gai6969さんが思ってない方向へと事態は進んでしまいました。

「誰もが読めるSNSの怖さ」です。

今回も、正しいなら正しいと思う提案を、近くの知人からはじめられて、専門家たちや自治体や国へと広がる行動へと試みてほしいと切に願います。

そうした行動をあえて実名を公表し、実行されてる方々に一切の批判はしませんよ。
考え方こそ違え、むしろ私よりはるかに立派です。

私は偏屈ですが、対立する知見については両方とも目を通します。
まだまだ慎重派の知見がはるかに多いとは思いますが。
科学とは賛否両論、そういうものですし、便利な時代です。
さまざまな論文はいくらでもネット上で拾えます。
もちろん、そんなことはいちいち書きません。
執筆者は、名を晒しての覚悟と責任ある行動なんですから。
不十分な解釈かもしれぬ門外漢の私がどうのこうのいう資格はなくて当然です。
十分な理解はできてないでしょうし。

そして、十分な理解ができないときは自己判断で「遠出もいいだろう」とはしないんです。
もちろんアウトドア系・自然保護関連の所用で遠出することもあります。
それらは感染対策万全の上での必要火急な活動ですが、今はブログには書きません。
具体的なことを詳しく書けない以上、遊びと受け取られても仕方ないし、要らぬ影響をあたえかねないからです。
それは、匿名性を持つSNS上の最低限の節度だとも思っているからです。

ご理解していただけましたか?
もちろんご理解していただけなくとも構いませんが。

くれぐれも留意され、柔軟に対応され実りある活動になりますよう願っています。

ま、もうgai6969さんにあれこれ言うのはやめにしておきます。
つきあいも長く、ついつい心配して要らぬお節介を焼いてしまいました。

その点は申し訳なかったかもしれませんね。
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