私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

ヒナハゼとT君と私!:東海道中ガサ釣り記Last

2020-04-04 15:54:17 | 周縁魚
2020年4月4日(土)

昨年11月上旬の東海道中ガサ釣り記のラストを飾るのは

体長1cmほどで成魚となる小さなヒナハゼ


東海地方自然保護の御大とT君、そして私たち。
最後は河川河口に近い汽水域へ。


今回みられた太平洋岸の汽水域の魚たちは省くとして・・・

T君が感動したのは初めて見たヒナハゼ


数年間いろんなフィールドをかけ回ったT君でも、なかなか中河川の河口域まで足を延ばしてなかったのかな?

さまざまな証拠からおそらく間違いないであろう。
地球の歴史でいえば恐るべくほどの急激な地球温暖化。
膨大な排出量の二酸化炭素が大きな要因であることもほぼ間違いないのだけど
どうやら経済を優先する一部の人たちには都合の悪いことも多いらしくてねえ。
利害が絡むと、とたんに話はややこしくなるもんだ。

ま、最近の海水温の上昇に関係なく、東海地方には暖流黒潮のあたる地域でヒナハゼはいる。
かつては亜熱帯域の愛らしい観賞魚としてよく売られていたけど
なんぼでも採れる。
採れるけど、もう夕暮れ。

友の撮影でもこれが限界!


「私魚人先生!ちょっとライトもっともらえませんか?」
T君はいまだに私たちを先生と呼ぶ。(もうすぐT先生と呼んじゃるけんなっ!)
「お~ええよ!」LEDランプをかかげる。

その様子をこっそり友が撮っていた。


「お~っ!」T君と私が同時に大声をあげた!


2匹のヒナハゼが近づいた瞬間のシンクロだった。

写真を撮ってた友が知ってか知らずか大笑い!
かくして、東海道中ガサ釣り記のラストは二人の共同作業によるT君撮影の写真!

ヒナハゼとT君と私
愛する自然のため
毎日覗いていたいから

時々網を買ってね
愛するさかなのため
きれいな川でいさせて

懐かしい歌が頭をよぎる。(歌詞が変ぞ!)

東海地方自然保護リーダーの御大には、本当にお世話になりっぱなしだった。
地域の希少種の保護を進めるには、研究や地域との連携はもちろんのこと
地域の自然そのものを知っておくことの大切さをつくづくと教わった。
希少種そのものの保全だけでは、アンバランスなことがどこかで起きる。

ええ年こいても自分の地域のこと、生き物のこと、もっと知らなきゃな。

御大、T君、心からありがとうございました。
こちらへお越しの際には、めいっぱいの接待、させていただきます!

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2 コメント

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Unknown (gai6969)
2020-04-04 20:24:55
皮肉にもコロナのおかげで温室効果ガスの排出量の減少が見られた…というニュース記事を見ました。経済や利便性の追求は程々にしないといけないのかもしれませんね。辛気臭いコメントになってしまいましたが、久々のヒナハゼに癒されました。可愛さでセトウチ幼生とタメ張れると思います(笑)
Unknown (私魚人)
2020-04-05 14:11:08
皮肉なもんですね。
豊かさとは何か?ってところでしょうね。

私ら贅沢な生活にとんと縁はないけど
日々、生き物たちとの出会いに十分な潤いをもらってます。
今日、セトウチサンショウウオ幼生見てきました。
キュートさでは、セトウチの方がランク上かな?

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