私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ハマシギとタシギで :シギ類の上嘴のこと

2022-12-28 09:32:44 | 鳥類
2022年12月28日(水)

ハマシギ Calidris alpina

20221120 20cmほど

前に☟のような記事を書いていて
ハマシギ Calidris alpina :秋の渡りが見たい

書いた手前もある。
今秋も地元の干潟に何度か足を運び
10月25日、より近くで観察できるポイントを見つけたが

逆光で・・・

11月9日、初めて干潟以外の場所(河川下流域)でも出会い


すっかり冬翅になっていて、腹部が黒くなった夏羽をみることはなく・・・


と、ヒドリガモが過ぎていった後のこと


2羽のハマシギが浜辺で


水浴びをはじめた。


その様子を撮影していたら


興味深い画像が残されていた。

これと


これを比べてみたら


まるで笑っているかのように、くちばしを曲げている)ではないか。


ネット上には「シギ類の柔軟なくちばし」などと書かれているものがいくつかあって・・・
それならば
どのように調節しているのか? 
カニなど甲殻類の捕食の際、くちばしが柔らかいのは不便ではないか?
気になって、もっと調べたら
・シギ類は上くちばしの先端の角度を運動神経で調節している
・上くちばし先端には、エサを感知する感覚神経も存在する

みたいな情報を1つみつけた。

なるほど!
それならば、くちばしはある程度硬いままでいいので便利だ。
そして、その情報の方がより確からしい気がして、シギ類の記録を確かめてみた。

タシギ Gallinago gallinago


ほんのわずかだが、確かに上くちばしを広げていた。


ほくそ笑む程度()なのだが・・・


ホウロクシギ Numenius madagascariensis

大笑いをしているかのように口を広げてはいる。
が、上くちばしの角度の変化は確かめられなかった。

昨日の散歩中の
アオアシシギ Tringa nebularia

20221227

スヤスヤと眠っていたので、起こさぬようそっと帰宅。

来年は、このハマシギたちのように「気持ちよく笑える1年」になりますように!

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする