2022年12月24日(土)
コブハクチョウ Cygnus olor
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/65/7cf7fa7e819691175dd750aaa084f3a4.jpg)
20221030 150cmほど
主にヨーロッパ、中央アジアに生息する外来種。
コハクチョウより2まわりほど大きく、くちばしに橙色と黒いこぶ。
1952年に皇居外苑、1970年代に北海道の各地公園などと、意図的な放鳥の記録が残されている。
その後、飼育個体の一部が逃げて野生化し、日本各地で定着し、年中見られるようになっている。
この日、米子水鳥公園へ冬鳥の飛来を見に行って
観察センターの目の前に来てくれたコハクチョウを撮影していたら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/d8/058e7ef8bbaa5180f79f1f7f58c3c457.jpg)
コブハクチョウがやってきて・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/4d/6262fbdca211a080ce003bcbaa6789f7.jpg)
コハクチョウを追いやり、その場所に居座った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/2d/214e8d0690f89310f0648069ff06818f.jpg)
「乱暴者だから困ったもんなんですよ」と、公園の職員さんはこぼす。
「去年も吉田さん(?)に求愛行動をしたり、エサを奪ったり、我が物顔にして・・・」
「吉田さん?」
「ああ、去年コイツにやられたコハクチョウのメスの名前です」
「コイツが近づくと他の水鳥たちは逃げるしかないんです」
日ごろたまった鬱憤からだろうか?
忌々し気に吐き捨てておられた。
「なるほど、そうですか」
羽をつくろう様子も
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a9/81438ee1cd331cb0bb6b1196cd23f6f1.jpg)
話を聞いた後だと、わがままいっぱいな表情に見えてきたから不思議だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/33/881ab48fbad68150afd16ae8ac7a322b.jpg)
世の中には少なくとも2つの世界がある。
実在世界と認識世界である。
実在世界は万人共通だけれども、認識世界は個々の理解の範囲内だ。
だから、往々にして自己中心的だし、その世界には壁がある。
コブハクチョウについての私の認識世界は
「外来種だけれども在来種への大きな影響はあまりみられない」というもの。
職員さんにとっては
「在来の水鳥たちの生活を大きく脅かす外来の乱暴者」というもの。
話を聞かせていただいて、私の認識世界の壁が一つ広がった。
そういえば『クリスマス』や『サンタクロース』という世界は、成長とともに認識世界が大きく激しく変わっていくよね。
コブハクチョウ Cygnus olor
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/65/7cf7fa7e819691175dd750aaa084f3a4.jpg)
20221030 150cmほど
主にヨーロッパ、中央アジアに生息する外来種。
コハクチョウより2まわりほど大きく、くちばしに橙色と黒いこぶ。
1952年に皇居外苑、1970年代に北海道の各地公園などと、意図的な放鳥の記録が残されている。
その後、飼育個体の一部が逃げて野生化し、日本各地で定着し、年中見られるようになっている。
この日、米子水鳥公園へ冬鳥の飛来を見に行って
観察センターの目の前に来てくれたコハクチョウを撮影していたら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/d8/058e7ef8bbaa5180f79f1f7f58c3c457.jpg)
コブハクチョウがやってきて・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/4d/6262fbdca211a080ce003bcbaa6789f7.jpg)
コハクチョウを追いやり、その場所に居座った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/2d/214e8d0690f89310f0648069ff06818f.jpg)
「乱暴者だから困ったもんなんですよ」と、公園の職員さんはこぼす。
「去年も吉田さん(?)に求愛行動をしたり、エサを奪ったり、我が物顔にして・・・」
「吉田さん?」
「ああ、去年コイツにやられたコハクチョウのメスの名前です」
「コイツが近づくと他の水鳥たちは逃げるしかないんです」
日ごろたまった鬱憤からだろうか?
忌々し気に吐き捨てておられた。
「なるほど、そうですか」
羽をつくろう様子も
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a9/81438ee1cd331cb0bb6b1196cd23f6f1.jpg)
話を聞いた後だと、わがままいっぱいな表情に見えてきたから不思議だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/33/881ab48fbad68150afd16ae8ac7a322b.jpg)
世の中には少なくとも2つの世界がある。
実在世界と認識世界である。
実在世界は万人共通だけれども、認識世界は個々の理解の範囲内だ。
だから、往々にして自己中心的だし、その世界には壁がある。
コブハクチョウについての私の認識世界は
「外来種だけれども在来種への大きな影響はあまりみられない」というもの。
職員さんにとっては
「在来の水鳥たちの生活を大きく脅かす外来の乱暴者」というもの。
話を聞かせていただいて、私の認識世界の壁が一つ広がった。
そういえば『クリスマス』や『サンタクロース』という世界は、成長とともに認識世界が大きく激しく変わっていくよね。
![PVアクセスランキング にほんブログ村](https://blogparts.blogmura.com/parts_image/user/pv10843187.gif)