私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ハッチョウトンボ Nannophya pygmaea

2022-06-18 06:11:55 | トンボ・カゲロウ・カワゲラなどの仲間
2022年6月18日(土)

ハッチョウトンボ♂ 20mmほど

20220518

5月中旬、谷間の休耕棚田を利用した人為的湿地帯(ビオトープ)を訪ねた。
名の知れた花々の開花時期から外れてるせいか、閑散としてほぼ空間一人占めして歩いた。

ハッチョウトンボ♀


足元にはアブ程度の小ささの虫がたくさん、低くゆっくり飛んでいる。
それが日本一小さいといわれるハッチョウトンボだ。
どれくらい小さいかというと
ペットボトルの蓋より小さい。(径28mm)
1円玉とほぼ同じか、少し小さいくらいのトンボだ。

ハッチョウトンボ未熟個体


昨年も訪ねたけど、時期を外してた。
人はそこそこいるし、ハッチョウトンボは警戒してビオトープの中心に寄ってたし。
私の安物デジカメでは太刀打ちできなかった。

今年は、畔にもプ~ンプ~ン飛んでて、選り取り見取り撮り放題。
ま、散歩が主たる目的、屈伸運動をしてパチリしたら即移動。

ハッチョウトンボの移動距離はとても短い。
だから、強風にまきこまれない限りこのビオトープの外へは分布を広げられない。
つまり、この湿地帯の遷移・消失との運命共同体なのである。
かくして日本各地で湿地の減少にともなって次第に見られなくなったトンボなんだよね。

というのが、これまでの私の知識なんだけど・・・
あらためて調べてみたら、東南アジア中心に、北はネパールとか南はオーストラリア北部とか・・・
やたらと広い分布域に驚いたのだった。

この図は、手作りのいい加減な分布図だから正確ではないよ、念のため。
コメント
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