私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヨコヅナサシガメ : 川の健康診断に参加して その②

2019-06-03 21:08:34 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2019年6月3日(月)

ヨコヅナサシガメ


一昨日の「川の健康診断」に参加してたとき出会った。

私らのグループは定年退職後のロートルおじさんばかり。
水質検査はテキパキ済ませたし、調査地点は本部の近く。

「はよ帰っても待つばかりでっせ」 私の足取りはモタモタと。
一直線に高速で突っ走るリニアモーターカーのようにはいかぬ。

そう、シニアモータモターなのである。 
(このダジャレが言いたくて抑制が効かないのも老化現象でっせ)

「あっ! サシガメがいるっ! ちょっくら撮影してもええですか?」


「へぇ~っ! サシガメいうんですか?」
「そう。種類まではわかんないケド、他の昆虫を刺して体液吸うカメムシなんです」
「は~、だからサシガメ。 チョロチョロよく動き回りますなあ」
「たしかコイツ、外来種だったような気が・・・」

アスファルトにしゃがんだまま、デジカメを手に追いかける。
「こ、腰がっ・・・!」 口はよく動くが体はすぐきしむ。
さすがシニアモータモター。

さておき、このヨコヅナサシガメ、やっぱり外来種。


中国や東南アジアが本来の生息地。
およそ1世紀前に九州で生息が確認され
30年くらい前から徐々に北上し分布を広げ
今は東日本あたりでも普通にみられるようになってるという。

幼虫は真っ赤なカープ色だというから春先に一度見てみたいもんだ。

分布拡大と温暖化との関連性は何とも言えないケド、人為的な移入ではなさそう。
コイツをわざわざ九州から連れ帰って、地元で増やそうなんて人はおらんやろ?

またひとつ、勉強になったな。

私は、生き物好きと思われてるかもしれないが
生き物そのものよりも生き物が示すしぐさやシグナルが好きなんだと思う。
そのシグナルを読み取ることを面白がってるのかもしれない。
つまらん文句も批判も愚痴も苦悩も何ひとつ言わんもんなあ。

川でも海でもアスファルトでも素直に向き合えるもんな。

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川の健康診断に参加して その①

2019-06-03 09:19:49 | 自然
2019年6月3日(月)

昨日、「芦田川 川の健康診断」に参加した。

この調査活動はすでに20回を軽く超えてる。

が、私は昨年に続いてまだ2回目。
仕事してた頃は関心があってもなかなか休日を割く気になれんかった。

机の上にパンフレット。開くと全域にわたる調査ポイント。


私のグループが向かったボイントはここ。


気温・水温・濁り・気付きなどチェックした後、パックテスト。


CODと亜硝酸体窒素とリン酸を調べる。


パックテストは簡易検査だから正確な数値をとることはできない。
検査する人も毎年変わるのでますますデータは怪しくなる。
年ごとの季節変動によってさらにデータは信頼性を失う。


ただ、長年たくさんの決められた地点でデータを取り続けていくと貴重な資料に変わる。
大きな傾向を把握することができるようになる。


橋げたに大きなコイが数匹いた。


それぞれの地点から持ち帰った水で透明度を再チェック。


地点ごとに発表。
慣れた女の子もいれば


少し緊張気味の男の子もいる。


発表を聞く大人たちは少々お行儀が悪いな。


「そこっ! ほおづえついちゃいかんぞっ!」と、心の中で軽く叱る。

ま、私も長年続けていけばこんな姿勢になるのかな?

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