私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

ゲンゴロウブナ    B級グルメと仲間たち        釣査40種目

2016-12-11 17:02:26 | 純淡水魚
2016年12月11日 日曜日
 
 今日は、区切りである40種目をねらって釣りに出かけた。
年末はいろいろとやることがある。
今のうちに片付けておきたいのだ。

 ゲンゴロウブナである。世間の人はヘラブナと呼んでたりする。


 いつものように観察ケースに入らない。
しかもやっと釣り上げたというのに針から落ちてしまった。
今さら針につけ直し、ヤラセはできんのんである。相棒見とるし。

 こんな2m近い深さのタマリを4ヶ所ほどまわったのである。


 エサはグルテンやマッシュなどではなく、食パンをコネコネしたものである。


 超B級グルメなのである。
「食うんかいな?」「やってみんと分からん。」
いつもの行き当たりばったりである。
何も特別なエサは使わずにいこうじゃないか。あっ、ミミズは用意したけどね・・・・・・。

 到着後「フナおじさん」に会う。
「久しぶりですね。今日は1人ですか?」
そう、フナおじさんは3人いるのである。
「久しぶりじゃなあ。今日はぜんぜんダメでえ! すぐ下流で工事しとるが。」
「ま、ぼくらはいつもちっちゃいやつばかりですから。」
「そうじゃったのお!」

 竿を出す。おじさんがたっくさんネリエを落としてくれとることもあり、ちっちゃい魚のモゾモゾがすぐウキに表れる。
意外なのは、食パンダンゴは簡単に落ちないのである。
と、ウキがス~ッと静かに動き始めたのである。
金袖1号を見事に吸いこんでくれたのであった。
冬場の魚は動きもにぶく、コイツ以外におっきなワタカやギンブナも簡単にあげることができた。

 さて、ゲンゴロウブナは琵琶湖固有のフナ(他にニゴロブナ)とされている。
コアユの放流(ワタカもね)やヘラブナ釣りブームとともに全国へ移入された国内外来種である。
ところがである。
目安とされた体の特徴(遺伝子解析でも)がいろいろと重なっているらしいのだ。
そのため今はとりあえず「フナ類」とまとめて呼ぼうじゃないか、という考えが主流になってる。
「ゲンゴロウブナだけは見極められるぞ!」という釣り人もおられるし、分けていいのだろうけど、
どうしてもという人は、エラブタ開けて鰓耙数を数えんといけんのである。
そりゃ遠くの世界へ魚が逝きますがな、しかも老眼では大変厳しいでっせ!
私の行く釣り場では、少なくともギンブナもゲンゴロウブナも2m範囲内で両方釣れるし・・・・・・。

 特に幼魚の段階では見分けがつかないのだ。
背ビレのスジの数や体高の高さである程度は見きわめんといかんのだろうが、そんなもん簡単にできんし!

 試してみよか。
このフナは?

ゲンゴロウブナの幼魚のようだ。

このフナは?

ギンブナ(古い言い方で)の幼魚かねえ? ゲンゴロウブナかもしれん。

このフナは?

オオキンブナの幼魚かねえ? 金魚の原種にあたるギベリオブナかもしれん。

 という訳で、小物釣り師にとっては大変つらいことがお分かりいただけたであろうか?

「さ、後はミミズで楽しもうや。」
「ミミズも本来タナゴ釣りのエサとしてはかなり格が落ちるわなあ。」






 この日に釣れた、私と同じB級グルメ好きな仲間たちなのだ。

 これで、置いていたメガネが風で飛んでいき、水路にドボンしなきゃ最高だったのになあ(救出できず)・・・・・・。








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