私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

金袖1号 0.4号ハリス付き1000本 購入の悲哀

2016-12-10 17:00:17 | 釣り道具
 2016年12月10日 土曜日

 金袖1号(0.4号ハリス付き)を1000本購入した。
 

 購入したといっても某オークションにてである。
まとめて3000円チョイで出品されていたからである。

 私は、世間に言わせれば「B級雑魚釣り人」である。
もっとも私自身は「雑魚」とは絶対に呼ばない。
生き物はそれぞれに名があり、それぞれに生きている価値がある。
雑草ではなく野草であるように、雑魚ではなく川魚である。
人間の価値観だけを生き物におしつけるのはいかがなものか?
きみは「雑人」と呼ばれて平然と生きていける自信があるか?
私はまったくない。

 そんな私にとって、タナゴの釣り道具は何もかんも高すぎるのである。
そもそも江戸時代に、ひまとお金を持て余した大名や殿様の道楽として生まれた「タナゴ釣り」文化は、
今でもその名残りをしっかり刻んでいる気がする。

 ひまはあるがお金はない私にとって価格破壊の売値である。
しかも小さな針を安く買えたとしても0.4号のハリスが付いていることはない。
これなら大物(あくまで私にとって)がかかっても大丈夫。
余れば付き合いのある子どもたちにあげればいいし・・・・・・。
とはいえ、
「もし、バッタモンだったら1000本も無駄になるやないの?」という不安もよぎる訳だ。

「針は錆びてはいませんか?」
「安心してください。新品ですよ。」
「落札じゃあ!」

 おととい届いた。


「タナゴ針(秋田狐スレ2号)よりかなり小さいがな。死ぬまでに使いきらんで。」
「ありゃ! 劣化しとる(金属色がくすんでる)がな! 錆びとるんもある!」 トホホホホ・・・・・・
「ま、使うてみんと分からんけえな。」

 昨日の釣りで試してみた。
体長4cmのシモフリシマハゼの上クチビルにかかった針を軽く外そうとして、折れた。
カキ殻にかかってしまって、延びた。
イソガニが食いついては、落ちた。
想像だが、長期保管による劣化も含め、
焼きの調節が適当で、強くて折れやすかったり、弱くて伸びきったり、針先がにぶってたりと
バラエティに富んでいたのである。

 たちまち5本も付けかえたのである。
「こりゃあ、死ぬまでに使いきれるな!」と自信を持った一日であった。
不愉快を通り越して笑ってしまったわあ。
みなさん、安物と甘い言葉にくれぐれも注意されんことを!

コメント
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