漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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調査初日

2015年01月08日 22時56分59秒 | Weblog
今日は,初日ながら盛りだくさんでした。
ちなみに今回はズワイガニではなく
エビがメインの調査です。

まずは,魚の市場へ。
日本の様な卸売市場ではなくて,
大きな水産会社3社が港のそばに場所を持っていて,
そこで買い付けられたものがトラックに
積み込まれていました。

さらに,日本で言う,仲買人の店っぽいものがあり,
ここでは,さらに小さい規模の取引が行われていました。

ただ,大きな魚屋→仲買人っぽい店→個人
という単純な流れではなさそうでした。

ここは,自由に出入り出来たし
写真も取り放題でした。
エビは,天然エビ(淡水,海水)も大小様々,
他にも日本では見ない魚もたくさんありました。

もう1つの市場へ行ってみたのですが,
ここは1つの会社組織なので,出入り自由とは行かず,
今日は「改めてアポを取る」という話だけでした。
結局,午前中に時間がとれるのが最終日だけなので
その日に行くことになりました。

午後は,水産会社へ。
元々,私の送った手紙にすぐに返事をくれた会社で
1時間早く着いたのですが,
結局2時間も聞き取り調査につきあってくれました。

そこのつてで,10日,11日は
別の場所へ飛行機で行って1泊して
養殖場を見ることになりました。

航空会社2社のうち評判の悪い方しか空いていない様です。
(高いし,飛ばなかったり,時間がずれたりとかひどい)
まあ,行きはホテルに行くだけなので
飛行機が飛べば良いし,高いと言っても代替手段がないので…


ところで…
ミャンマーのお手洗いですが,
紙を流すことが出来ません。
そばにあるゴミ箱に捨てます(中国と同じ)。
かつ,インドネシアにあった様な
水で洗い流す用のホースが付いています。
インドネシアはムスリムが多いので
そうなっていたし,
また,安いレストランなどでは紙もなかったのですが,
ミャンマーでは,ちょっと事情が違うらしい…

普通の家では,紙を使わずに洗うらしく,
たぶん宗教上の事情ではなく,紙を流せないからなのでは?
という感じです。

では,日本では紙を使わずに洗っていた時期があるのか?
という話になり,
私の知る限り,ぼっとん便所から一気に現代的な水洗トイレになったので
その様な時期はなかったのではないか?と思いました。

私が一人で海外調査をする時には,
朝にいっぱい食べて,夜はフードコートで簡単に済ます
という感じなのですが,
通訳さんがいるので,昼ご飯も夜ご飯も外で食べています。
私としては,夜はその辺りで買って来た
缶詰とパンとかで良いのですが。

でも,今日は通訳さんと分かれた後に
ショッピングセンターに加藤先生と行って,
フードコートを見つけたので
「これで良いのではないでしょうか」と言っておきました。

明日は,なかなか調査OKとならなかった会社なので
今日の様な充実した調査とはならないかもしれません。
それも,また良し(そういう会社もあるということが分かれば良い)
と思っています。

また,私個人的には,今回の調査は
発展の初期段階から定点観測を続けるという意味もあるので
満員のバスに乗ったり,
踏切もなく,プラットホームより長い列車に乗ったり,
「水のない村」に行ったりするのも「調査」なのです。
何年かに1回は訪れて,同じホテルに泊まり,
同じ様な場所をうろうろしたいのです。
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