忙しくてどこにも自生地を見に行けない日々が続き、禁断症状が出て来たので、チラッと見に行ってました。
我が家からさほど遠くないところに、キバナノセッコクの大群落があり縞の木もあると、夢のような話を春に聞いていたのですが、やっとこさ見て来ました。
100株ほどの大群落です。
主に柿の木に着いてますが、周りの木々が繁ってるため、常緑樹に着いてるような姿になってます。
花はほぼ終わってましたが、ほんの数輪だけ待ってくれてて、撮ることができました。
そしてこちらが斑入りの木です。
不思議なくらい、想像してたまんまの斑でした。
子供頃に家の周りで普通に見られたキバナノセッコクの中には、かなりの確率で虎斑や曙斑、散り斑が見られたため、
その頃はキバナってそんなものだと思ってました。
安芸産の素心や翠三蝶などにも、そういった芸が見られますが、そんな環境で育ったものですから、
さほど特別には思わず作ってます。
この木もそれらの延長線上にあるような、遺伝性のある斑ですが、十分な観賞価値のある柄ですね。
たぶん花にも斑の影響が出るでしょう。
3株あったので、案内してくれた方が「一つだけ残して持って帰ったらいいよ」と言ってくれましたが、とりあえず置いてきました。
鉢で毎日見て楽しむのもいいですが、自生地で斑入りを見て楽しめるなんて、なんとも贅沢な楽しみ方です。
しかしキバナは販売目的の方に見つかると、根こそぎゴッソリやられてしまいます。

ここは分かりにくい場所なので大丈夫だとは思うのですが、こんなに紹介するとヤバイかなぁ。