蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

スーパー羆の光

2017年05月31日 | 富貴蘭(紺覆輪・中透け)


秋田で生まれたスーパー羆の光です。
あれから1年6ヶ月、いただいた時のままだったのを植え替えてみました。









ゴロゴロピートに炭を混ぜて植え込んであり、ミズゴケは表面だけです。

よくこれで盛り上げて植えられるもんだなぁ。

鉢底から覗いても、風蘭三昧さんとこのように根っこだらけにはなってなかったので、
根は傷んでるかも・・と恐る恐る取り出してみると、ん〜まぁこんなもんか、って感じです。









これだけ違う植え方ですから、当然乾き方も違うはずです。
でも水やりは他のものと同じにしてますから、うまく行くはずがないんですけどね。









基本的には、違う植え方のものを棚に入れる場合には、植え替えるのが、あたりまえだと思います。











あ〜そんなこと言いながら、この前のスーバー剣龍そのままだなぁ。


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我が家のパワーストーン

2017年05月29日 | いろいろ


「お前の趣味はランからシダ、苔、最後は石になる」
小学生の頃に言われた言葉で、その時はムキになって強く否定したことを覚えてます。

今でも、そんなことは無いと思ってますが、徐々にそっちの方にも興味が及んでいる自覚はありますね〜。
道端に転がってる石でもキョロキョロと見てしまう自分が、ちょっとおかしく思ってしまうことがあります。

でも水石を買って眺めて楽しんだりするような方向には向かってません。



さて我が家の庭には大小様々な庭石がありますが、
それらとは意味合いの異なる石が、3つあります。

まずはサイシンの庭に置いてあるこの石。







片面は人面、片面は家のような形をしてます。
芸西村の河原で伯父が拾って来たものですが、よくこんな形が自然に出来たものだなぁと思います。





こちはら別の伯父が家の前の海岸で拾ったものです。











丸いだけなら海岸にいくらでも転がってますが、目玉親父のような模様は奇跡的だと思います。
よくまぁ、ちょうど真ん真ん中に入ったものです。

池の橋の上に置いて、足の悪い親父が橋を渡らないようににらみを利かせてます。



三つめは灯籠の火袋を地面に伏せてある中にひっそりと置いてります。











特に特徴の無い、鉄岩石ですが、子供のころ伯父にもらった宝物です。
三人ともすでに鬼籍に入っており、庭から我が家を見守ってくれてます。


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ジガバチソウ

2017年05月28日 | 庭の四季


小学生の頃、我が家から歩いて行ける範囲にあったラン科植物は、
フウラン、キバナノセッコク、ムギラン、マメヅタラン、ヨウラクラン、
クモラン、カヤラン、カンラン、シュンラン、ナギラン、コクラン、エビネ、
ガンゼキラン、サイハイラン、キンラン、ギンラン、ミヤマウズラ、ベニシュスラン、
ヒナラン、オオバノトンボソウ、ダイサギソウ、ネジバナなど、ちょっと考えただけでこれだけ出て来ます。

さすが蘭の国です。
そんな中でも一番特別な存在だったのが、シガバチソウです。









我が家から、小学生の足でも15分ほどのところに、シガバチソウ畑がありました。
畑は大袈裟かもしれませんが、松と照葉樹の混生する林床に、
数十株が群生する、私の秘密の場所があり、毎年見に行ってました。

松葉の上に寝転がっては、この花に顔を近付けて虫になったような気分で楽しんでました。
いま自分がそんな子供を見たら、絶対に変わった子やなぁ、って言うでしょうね。

さて、中学生になってからはランよりもシダを見に行くことが多くなり、
ジガバチ畑には久しく行ってませんでしたが、先月40年ぶりくらいに見に行ってました。

でも林床の様子はすっかり変わってしまい、一本も見当たりませんでした。
下見のつもりで、まだ葉が展開する前に行きましたから、きっとどこかにあるはずと、
またいつの日かと願いながら山を降りました。

と長々書いてしまいましたが、これは青森から取り寄せたものです。









先日のスズムシソウでも、普通の人から見るとすごく地味な花なんでしょうから、
これが子供の頃の思い出の花だなんて言ったら、なんて変わった子だったんだろうと思われますね。
まぁ、そのとおりなんですけどね。



ナメクジの餌にならなきゃいいけど、難しいだろなぁ。


あまりにも地味なので、最後にヤクシマシャクナゲを








上品な桃色で、おふくろの大好きな花です。




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五月は風車

2017年05月27日 | 庭の四季


おふくろはこれを見て「こんなクレマチスか山にあるがかよ」と驚いてました。
まぁ確かにクレマチスに違いは無いですけど、日本に自生するカザグルマです。











クレマチスは世間一般によく知られていますが、カザグルマはイマイチ認知度が低いようですね。

私は一度だけ、自生地で開花しているのを運転中に見かけたことがあり、
思わず「おぉ〜カザグルマや!!!」っと大声が出てしまいました。

先ほどの三種類は関東産のものですが、こちらは地元の吾北村産です。





どれもこの春に植えた苗ですから、まだ地際で咲いてますが、
数年後にはあちこちの樹冠で賑やかに咲き誇ってくれることでしょう。


おまけで、こちらは旧庭から梅の木とともに2月に移植した、アリマウマノスズクサです。









地味な花ですが、ひょうきんな形が大好きです。
こういった蔓性の草花入れると、庭の雰囲気が柔らかくなっていいですよ。


も一つおまけのテッセンです。







世間ではクレマチスと同じ意味でテッセンの名前が使われることもありますが、これがテッセンです。
ちょっと伝統園芸っぽさがありますよね。

そしてこれがその芽変わりで生まれた白万重。





芽変わりだなんて、ますますそれっぽいですね。
コメント (2)
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全国大会

2017年05月24日 | いろいろ


先週末は全国大会で浜松に行ってました。
いろいろ役割があって忙しく、気がついたら写真も撮ってなくて、 慌てて撮りました。





内閣総理大臣賞は清水会長の金剛宝です。





かつてないような、覆輪を交えた豆葉の縞の、驚異的な美術株です。
平成の富貴蘭界を象徴するかのような作品です。


農林水産大臣賞は三昧さんの舞鶴です。





盆栽の国風展に並んでても違和感のないような、風格ある作品でした。
最後まで内閣を競り合い、小さい声で言いますと、私はこちらに一票入れました。


こちらは文部科学大臣賞の翠扇。





やや陰作りなのか、この品種にしては縦長な感じの木が、
この鉢を合わせることによってグッと魅力的に見えてます。
今大会で一番ハッとさせられた作品でした。


錦司龍の見事な大株です。







静岡に所縁のある品種ですから、静岡県知事賞に推薦しました。


高級品種の間に割って入って特別賞を受賞した駿河の舞です。
一瞬虎斑のはぜていない花観月かと思いました。





名前が紛らわしいので我家では、東出の剣としています。


大韓民国風蘭連合会会長賞の至楽です。



すごい株ですよね〜我が家のは枯れてしまいましたが。


金剛宝の部門で内閣の株の次席に座ってた、金剛冠です。



富貴蘭の展示で赤絵の鉢が使われることは少ないですが、
パッと華やいでおめでたい感じになっていいですね。


夢幻の白縞、白州です。



見事な覆輪の子が付いてます。うちのにも出てくれないかなぁ。



私は手ぶらで行くつもりでしたが、何か持って来いと言われたので、一つだけ持って行きました。

神威の中斑です。





このくらいしか撮れませんでした。
あとは他の方のブログや、来月の園芸JAPANと趣味の山野草を見てくださいね。
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