キバナノセッコクの中で最も貴重な品種と思われる雪丸です。
春に植え替えたものの、乾かし過ぎて傷めてしまいました。
キバナは温室の1階から2階に上がる階段部分に吊り下げてあり、
全部で100鉢あまりあります。
一度に全部植え替えられたらいいのですが、
順番に植え替えてると植え替えたばかりの鉢が一番乾くため、
毎年のように数鉢は乾燥で傷めてしまいます。
なんとか持ち直しましたが、冷や汗もんでした。
ちょっと花もいじけてしまった感じです。
葉と同じ柄が入りますから、当然素心の中透け花です。
夕方写真を撮ったので、西日で黄色っぽく写ってしまいました。
さて、この品種はなかなか殖えてくれなくて、舞鶴や南洲達磨と比べると、
神衣の増殖率は3分の1程度ですが、雪丸はさらにその3分の1以下といった感じです。
不思議なことに、バック吹かしでは柄抜けが出てしまったことが何度かありますが、
幸い柄自体の安定度は高いので、もう絶種することはないと思います。
たぶん。
神衣の方が増えると書きましたが、あちらは柄の安定度が悪いので、
将来的には上芸品の希少価値はどっこいどっこいになるのではないかと思われます。
これらに続く、びっくりたまげるような品種が出てきてくれないかと、首を長〜くして待ってます。