蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

ヤクシマススキとナンバンギセル

2022年08月31日 | その他の草花


小学生の時にススキ原から種をとってきて以来、
半世紀栽培しているナンバンギセルです。


















蕾は、未熟な落花生みたいですね。




最初にヤクシマススキに寄生させて、その後はギボウシやミョウガ、タカノハススキなど、
様々な宿主を試してみましたが、やはり鑑賞上、ヤクシマススキに勝るものはありませんね。


さてこのナンバンギセル、比較的普通に見られますが、小学生だった私の心をくすぐり、
白花や濃い花はないかと、数年探したことでした。


でも、私の心をより刺激したのは、こっちではなくそっち、ヤクシマススキの方です。


「なんでこんなに小さいの?」と、普通のススキとのサイズの違いに興奮したことでした。



完全に変な子供ですね。当時は自分が変わってるなんて、これっぽっちも思いませんでした。


ちなみに、ナンバンギセルを初めて見た年のクリスマス、サンタさんにリクエストしたのはラフレシアでした。


残念ながら朝枕元にあったのは、お菓子とマンガでした。


親は困ったでしょうね。




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派手な春雷

2022年08月28日 | 富貴蘭(縞)


昨日、一緒に載せるのを忘れてました、ちょっと派手めな春雷です。



この柄だと、子供の何割かは幽霊になりますが、
見た目はこのくらいが綺麗ですね。


メリハリのきいた後冴えのため、下葉の柄に対する天葉の青さが、
違和感を覚えるほどです。















あまりにも急に変身するので、「もうちょっとのんびりしたら?」って言ってやりたくなります。





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春雷

2022年08月27日 | 富貴蘭(縞)



これも、特によく手に取って見る鉢の一つです。









春雷です。


私にとっては、師匠の特別なお気に入り品種だった昔の名前、
朧月(ろうげつ)の名が先に浮かんで来る、思い出深い品種です。


と同時に、30年前にはこの品種の良さがピンとこなかった自分の感性が、
やっと師匠に追い付いてきたんだと思わせてくれる品種です。


雲龍滝がそうであるように、この品種もなかなか上柄の木にはなってくれず、
この株は奇跡的と思えるくらいの上柄です。
























師匠の仏壇に供えてあげたいけど、置いてけと言われそうなので止めときます。





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キバナノセッコク 『土佐昇龍』

2022年08月26日 | セッコク・キバナノセッコクなど



香美市産、キバナノセッコク帯化(石化)品種、土佐昇龍です。







凄い品種です。


2019年の10月に発見されてから、まだ3年にしか経ってなくて、
超貴重、稀少品種です。


一昨年、鈴木園芸さんが発見者の方から分けもらい、
持ってきてくれました。値段は・・・止めときましょう。


発見時の画像がこれです。
一番手前のバックバルブがお嫁に来た木です。



今まで紹介しなかったのは、この画像のインパクトが強すぎて、
これくらいの状態にならないと紹介できないなぁ、と思ったからです。


バックバルブから、やっとここまで来ました。























木勢が付かないと帯化は起こらないようで、





まだまだ発展途上です。


おそらく、まだ万作の5割程度の状態だと思われます。


今年は花芽がたくさん着いて、普通の花が咲くはずはないと
楽しみにしてましたが・・・咲きませんでした。


花芽はたくさん伸びたのですが、蕾は全く着かず、
花を咲かせる能力はないようです。


「なんて期待はずれな」とがっかりして撮影しませんでしたが、
後から「あっ!龍の髭じゃん!しまった撮影すりゃよかった」と後悔しました。


また来年です。





コメント (2)
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矮性(豆葉)ボウラン「豆ん棒」

2022年08月24日 | その他の蘭


これも、畑くんが持ってきてくれました。






福岡県産、畑くんお手引きの品種です。


以前から栽培してますが、発見者の畑くんから直接分けてもらった木も欲しくて、
「持ってるじゃないですか!」と言われたけど、持ってきてもらいました。



以前から作ってるのは
















結構立派になりました。


この木で一度も花が咲かないということは、
基本的に花の咲かない品種なのだと思います。


ちなみに、豆ん棒という名は、風蘭三昧さん命名です。


3鉢になったので、このままずっと割らずに作りたいと思います。







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