蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

太白嶺

2017年01月29日 | 富貴蘭(覆輪)



あれから10ヶ月、やっとやっとの植え替えです。三年ぶりかな?







この鉢も叩き割りました。







あまりにも根が伸びて垂れ下がってましたから、バッサリと切り落としました。
成長期にこれをやると堪えますが、休眠期なら問題ありません。たぶん。

もちろん根を切る時は傷口が小さくなるように、節の部分で切ります。
いい形の株になってましたが、かなり切り落としてもまだ根量が多く、植えにくいので割っちゃいました。



この品種はまだ流通量が少なくて見る機会が少ないですが、
富士覆輪をアマミ系にしたような魅力の逸品です。

昨年また買ってますから、これで5鉢。
しばらく作り込んで楽しみます。



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卑弥呼

2017年01月27日 | 富貴蘭(葉変わり)



3年前の全国大会で金メダルをもらった卑弥呼です。
2年前には植え替えてるから、まだましな方です。








そもそも丈夫な品種ですから、毎年植え替えなくても、それなりの状態はキープしてるように見えます。
このまま植え替えるのは手間がかかりますが、割るとえらい鉢数になってしまいます。

ん〜植え替えようかと思いましたが、後回しにしてもうちょい考えることにしました。








この卑弥呼は1本立ちを買ってから育ててますが、大株で譲っていただいたものは割ると失礼だと思って、
富貴蘭をはじめてからずっと割らずに作ってます。
でもそのほとんど、と言うより全てが植え替えが不十分なため傷んでます。
中にはほとんど枯れ木の山になってるものもあり、どっちが失礼やら、といった感じです。

また、仮にちゃんと植え替えしてたとしても、大株はある程度以上になると傷みやすくなるし、
大株がいいと言っても盆栽ではないので、株としてのピークを過ぎると薮になってしまいます。

今までずっと大株作りに励んで来たけど、ここらでちょっと楽しみ方を変えようかなと思ってます。

大株の大半は既に炭植えにしてありますが、今年からはなるだけ庭木に着けて鉢数を減らし、
残りの鉢をちゃんと植え替えたいと思ってます。

でももう既に手遅れの株がほとんどなんですけどね。


ん〜卑弥呼はどうしようかなぁ。


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匂威

2017年01月25日 | 富貴蘭(覆輪)


昨年の山口大会に出品した後、植え替えもせずそのままになってた匂威です。

やっと植え替えてもらえるようになりました。よかったね〜




鉢はすでに出品の際、上部を割ってあったし、根が張り付いてたのでトンカチで割りました。







今までだったら有り得ないことですが、バラバラに割っちゃいました。







内閣を獲った株を割ってしまうなんて・・と以前の私なら言うとこですが、
ここまで世話する時間が無いと、株立ちの植え替えに手間をかけてられません。

富貴蘭は学生の頃から株立ちにして楽しんでいたため、
師匠からは「そんな楽しみ方はもっと年とってからにしなさい」と諭されましたが、
そこは聞く耳を持たずにやって来ました。

でももう限界です。自分への決意表明のつもりで、これも割りました。



まぁ、こんな調子で割ってるとすぐに置場所が無くなって、
途中からは全く割れなくのは目に見えてますけどね。




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華山

2017年01月23日 | 富貴蘭(覆輪)


正月休みにやっと植え替えた華山です。
あれから1年5ヶ月、株分けしました。



個性的な覆輪で似た品種はなく、強いて言えば金閣にやや似た雰囲気を持ってます。

キュッとコンパクトにまとまった姿、優しく姫た(弧を描く)葉姿、
天葉から下に向かって白くはぜたグラディエーション。ザ・完璧!といった感じです。












子吹きはいいのですが、派手目な子が出やすく、一人前の割り子を外せるまでには時間を要します。
今回はまずまずの子を三本外せましたから上出来です。



この品種、雪山の実生から出たものですが、雪山の特徴は全く受け継いでいないようです。
瓢箪から駒って感じですね。

華山の名は美咲園さんが付けられましたが、当時の仕入れ価格は、
今なら小さめの羆が買えるくらいだったそうで
「よく買いましたね〜」って言ったら、
「あなたの輝羅々も似たようなものでしょ」と返されました。


まぁ、どちらも素晴らしい品種です。



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カンランの自生地

2017年01月20日 | 自生地


正月は風邪で半分寝てましたが、熱が下がってくるとムズムズしてしまい、ちょこっと山に行ってました。



毎年正月恒例のカンラン散策です。

一昨年行った場所の近くです。その時にも通った場所ですが、あの時には一面ウラジロが生い茂り、
何も育たないような所だったのが、一気にウラジロが衰退し、地表面が良い感じにあらわになって来てます。
おそらく地中でホルモン(ライゾーム)が出番を待っていたのでしょう、ポコポコと飛び出して来てます。









これはかなり大きくて、40センチくらいありました。





ここも近くには猪と鹿の糞があり、荒らされそうな気配です。



猪と鹿と言えば我が家では時々もらって食べる機会がありますが、最近はジビエを売りにしてる店もあったりしますね。
高知でも人気店がありますから、こちらに来られたら鰹のタタキだけじゃなくて、山の幸も試してみてくださいね。



コメント (2)
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