蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

円窓

2022年07月31日 | 富貴蘭(覆輪)


我が家で一番、圧倒的ボリュウムの円窓です。










この木が円窓の元木だそうで、ボリュウムと引き換えに、
子供はもうほとんど出てきません。


円窓は、立派な木姿の割には小振りな花を咲かせ、
ちょいとピンクに染めた花が可愛いです。






すごく大きな花を咲かせる天草の月と比べると、二回り小さいです。




せっかくなので、鉢合わせしてみました。


まずはシンプルイズベスト、黒楽鉢です。








床の間に置くなら、これが最高ですね。


この鉢はいつ頃のどこの窯で焼かれたものか不明で、こんな瓢箪型の落款があります。






鉢屋さんじゃなくて、茶碗などを焼いてた窯が、注文で鉢を焼いたのではないか、
と何の根拠もなく何となくそう思ってます。


そう言えばかなり前に、黒の古楽鉢で大会に出品して文句を言われたことがありました。
当時の出品規定に「縁金以上」とあったため、受付で引っ掛かったのです。


現在はそんなバカな話にならないよう「美術鉢」となっています。


「普段着(作鉢)は御遠慮ください」ってことですね。


じゃあ、普段着じゃないぞと、100万円の破れたヴィンテージジーンズを
履いて来られたら困りますけどね。




さて、次は愛楽園製の豪華な今楽鉢です。






玄関に置くならこれですね。



大会に出品するなら、これかな。




手島の六角鉢です。

この手の鉢は、仙人掌(サボテン)用に作られたのではないか、
との話しを聞いたことがあります。







個人的には、鉢のサイズ感はピッタリよりもやや小さめが好きなのですが、
大会の開場では、ややゆったり感のある方が映えるように思います。


服と一緒で、単に似合うかどうかだけでなく、どこに飾るのかも考えると、
鉢合わせの楽しみの幅が広がりますね。

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赤道小町

2022年07月30日 | 富貴蘭(花)



あれから1年、今年も真っ赤っ赤なのが咲きました。




だねさんから頂いたもので、ちょうどご本家でも咲いてるようです。


夏らしく花火の絵柄の楽鉢に入れてみました。






ん?菊かな?


まぁ、花火ってことにしときましょう。



雷姫(いかすちひめ)は、駿河山正の鉢に。







龍に乗った雷様の図。







さて、上野の展示報告を見ると、カラフルな色の花が並び、
入賞もしてるようです。


それ自体は賑やかで結構なことですが、洋らんの血の入った品種は、
フウランではありません。これは将来的にも変わりません。


富貴蘭はフウランの選別品という定義から、現在は富貴蘭の範疇に入らないと思いますが、
将来的には見直しがなされるかも、かもしれませんね。


それは未来のこととして、今ちょっと気になるのは、
「花会で入賞してるからと、登録申請されると・・」ということです。


今の登録規約からすると、上野で入賞してれば申請資格ありということになるんですよね。
まぁ、審査会を通過する可能性はないと思います。


ただ、今後交配育種が進むと、判定に困る品種も出て来るでしょうね。


深く考えないで楽しみたいところですが、役員会の議題にすると、
いくら話しても結論が出そうにない、悩ましい事案です。







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海皇丸

2022年07月29日 | 富貴蘭(豆葉)



あれから1年、海皇丸が花盛りです。
今年も瑞芝焼の鉢に入れてみました。
















約35年ものの株です。


このくらいの株になると、芯となる木がなくなって、
公園の刈り込みみたいな状態になりがちですが、
この株はまだちゃんと芯があるところがいいです。







あと何年もってくれるかな。

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緑千寿

2022年07月29日 | 富貴蘭(花)


八重咲き素心の緑千寿が咲きました。











登場したのは、15年くらい前でしょうか。
当時花もの品種は何でも買ってたのに、この品種だけは買わなかったので、
三香園さんから「何で買わないの?」と言われたことがありました。


その時は、「デビュー当時の胡蝶の舞みたいなもんで、珍しいだけで、
花は南国の舞よりもかなり見劣りするのに、そんな値段じゃ買えないよ。
十分の一になったら買うよ」と言ってあったら、
昨年「十分の一になったよ」と持ってきてくれました。


華やかさはありませんが、緑花素心の八重咲きという、唯一無二の品種です。










さらに、チラッとですが、おまけの白縞が入ります。
たまたまではなくて、そいいう性質のようです。








いつかどこかで、上柄の個体が出てくるかもしれませんね。



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白翁

2022年07月25日 | 富貴蘭(覆輪)



この鉢もよく手に取って眺めてます。




















2007年の全国大会で、多くの方が歴史的瞬間を目の当たりにした、白翁です。




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