蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

阿波姫?

2021年07月31日 | 富貴蘭(縞)


徳島県三加茂産の、小型で墨と縞をちらちら流し、
ルビー根を出したりする系統です。










三加茂産の白黄縞品種三加茂(我が家では三加茂錦としています)は
ずいぶん前から作ってますが、こちらのタイプははじめて棚入れしました。


三加茂産と言われるものには名前がいくつかあって、
それぞれ三加茂錦とはちょっと違う雰囲気だとは思うのですが、
名前の異なる品種がそれぞれ違う品種なのか、私にはわかりません。


これから勉強です。


最初の木は、TOKYO酒田さんから買った「三加茂産金牡丹芸」のラベルの木です。


チラチラと淡い白縞が見え、ルビー根を交えてます。





こちらは鈴木園芸さんから買った、大株です。


香川で作られてた木で、ラベルは「凌雲」となってて、
曙斑っぽい縞がチラホラ見えます。








こちらは高知で作られてたもので、鈴木園芸さんからいただきました。










ラベルは三加茂ですが、私が三加茂錦と呼んでる三加茂とは違う顔をしてます。






根っこにも変化の兆しのシワシワがあります。


いただいたというのは、前日紹介した喝采中斑について、喝采じゃないとの指摘があり、
鈴木くんに報告すると、補償だと言ってこれをくれました。


私の方が富貴蘭歴は遥かに長く、実物を見て買ったのだから補償しろだなんて思いは全くなく、
逆にネットに品違いを晒したような形になって申し訳ないと思ってたくらいなのに、
意外と律儀なんだなぁと、感心しました。


あ、意外とは余計でした。


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海皇丸

2021年07月30日 | 富貴蘭(豆葉)


あれから2年。雅草園さんとの思い出の木、
海皇丸が満開なので、立派な鉢に入れてみました。
























もう35年ほど前になります。


当時はまだアマミ系の品種は雪舟と笹の舞くらいしかなく
(まったく見向きもされない針熨斗という登録品種がありましたが、
今は銘鑑から消えてます) 、はじめてのアマミ系豆葉でした。


長谷さんがどこから手に入れたのか聞いたような気がしますが、
忘れてしまいました。


長谷さんから買った値段は15万で、まだ学生だった私にとって、
かなり大きな買い物でした。


それから1本も割らず、10年前に炭植えにしてからは、
1度も植え替えてません。


10年大丈夫だったんだから、20年も大丈夫だろうと高をくくってますが、
さてどうなるでしょう。











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白露

2021年07月27日 | 富貴蘭(覆輪)


初めてこの品種を見たのは、20年くらい前の静岡富貴蘭会での展示でした。


まだ小さい小さい実生木でしたが、単純に覆輪品種としてすごい素質を持ってると感じ、
いつか必ず作ってみたいと思ったことでした。


20年もかかりましたが、やっと我が家にやって来ました。





高隈実生に奇跡的に生まれた雪白覆輪、白露です。


何かによく似てると思いませんか?











剣龍によく似てます。


葉縁の紺は見えませんが、斑の構造としては三光中斑のようですから、
美雪剣龍タイプの覆輪と言えると思います。


優しい雰囲気の輝羅々と好対照な夫婦品種になりそうです。




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カシノキラン牡丹錦

2021年07月24日 | その他の蘭


カシノキランが花盛りです。









地味な部類の花に数えられることが多いカシノキランですが、
このモリモリ感は唯一無二な魅力だと思います。


超お気に入りの牡丹錦は、良い感じの株になってきました。















今まで見たカシノキランの斑入の中では、一番好きな品種です。


温室の階段途中に吊ってあるので毎日必ず眺めてて、
これが気に入り過ぎて、他の品種にあまり触手が動きません。


曙と縞の複合芸で、株の中でもばらつきがありますが、
総じて若木はイマイチで、古木になるほど柄が良くなる感じがします。


他の木の下になって、シケ子になってたから外した2芽は、
最初は地味地味でしたが、ちょっとは明るくなってきました。





調子付くと意外と成長は早いので、すぐに親株くらいになってくれるんじゃないかなぁ、と期待してます。




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弁財天

2021年07月22日 | 富貴蘭(葉変わり)


あれから3年あまり、ずいぶん大きくなりました。











はじめて見た時には、あまりにも小さく、あまりにも弱々しかったため、
絶種してしまうのではないかと心配しましたが、特別弱いことはないようです。


昔見た時には「徳島産 弁財天」のラベルが立てられてましたが、
購入時には「青軸弁慶丸タイプ」のラベルでしたし、
弁財天の名前は今は名鑑にはありませんが、
古くから別品種が存在してますから改名しようかと思ってますが、
良い名前が思い浮かびません。


ちなみに、昔からある弁財天の上柄で西出芸となったものが、
今の白嶺宝だと私は思ってます。





さて、卑弥呼と並べて撮ってみました。



弁財天の小ささを際立たせるつもりが、意外と大きいですね。




さらに島の奇跡と並べて撮ってみました。



やっぱり大きいですね。


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