昨年、「光源氏のラベルだけど違うみたいだから作ってみて」
と言われてやってきた木です。
確かにあの光源氏とは違います。
タイプ的には同タイプの素晴らしい芸なのですが、名前がよろしくないです。
先日のアマミ系黄幽殿のように、全く似ていない場合には、
基本的には未登録同士で問題ないのですが、これはそうではないですよね。
あの光源氏の方がもっと赤みがあり、暖色系です。
あの光源氏です。
実は、昨夏「意外と丈夫じゃん」と思い、いきなり陽を採ったら、
いきなり天葉がすっ飛び「終わった!」と思いました。
でも、ショックで子供がボコボコと出て、追っかけ次の葉が顔を覗かせてくれ、やれやれです。
それに対して、こちらは直線的で青みが強く、葉先を摘まんだ感じになります。
殖えは良さそうです。
私が今までに数回、ネットオークションで見かけた光源氏は全てこちらでしたから、
光源氏の名前で流通している木の多くは、こちらなのかもしれません。
でも、名前の問題以外は、いい木なんですよね。
いつまでも偽光源氏ではかわいそうなので、「朧月夜」と名付けました。
一応、源氏物語に因んだ名前です。
たぶんアマミ系の実生品だと思いますが、まだ勉強中です。