蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

桃山香

2015年07月31日 | 富貴蘭(豆葉)

ドタバタしてて写真を撮ってないので、ちょっと前に撮ってアップしてなかったものからの紹介です。

豆葉黄散り斑縞の桃山香(とうさんか)です。



他にも幾つかの異名があるようですが、私はこの名前が気に入ってます。

錦麒麟が出現した頃にこの品種が登場していたら、大変な騒ぎになっていたことでしょうね。
実際に登場したのは十数年前でしょうか、それでもやはりかなりの価格で取引されていたみたいです。

しかし、この斑はいわゆる富嶽柄の宿命でしょうか、継続性も遺伝性も高く、価格は急落したようです。










この木は数年前に実幸園さんから購入したもので、いつも送ってくれるカタログからチョイスしました。

価格はすぐに数分の1になってしまうだろうとは思いましたが、
まあいい木だったし、どうせそのうち買うなら仲良し業者さんからと思い購入しました。

今どのくらいの価格なのかは知りませんが、素晴らしい品種なので、殖やしてどうこうと考えない方にはお薦めです。

アマミ系だとの話も聞きますが、栽培していてもアマミ系の性質は見受けられないです。







この木は徐々に覆輪っぽくなって来ており、あまり子供は生まなくていいので、
このまま老木になってボリュウムアップしてくれるのを楽しみにしてます。


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万華鏡

2015年07月29日 | 富貴蘭(花)
今日は赤花三蝶咲きの万華鏡です。(今年は赤くないですけど



我が家で今年一番の遅咲きです。


数年前に写真で見て購入し、初めて咲いた花を見た瞬間に、この名前が浮かびました。

花弁が開く直前に上(正面)から近づいて覗いてみてください。まるで万華鏡を覗き込んだように見えますよ。
残念ながらその写真は撮り忘れてました。











元々は別の名前が付けられていましたが(何だったか忘れてしまいました。)、この名前に統一されました。


三蝶咲き品種の中から赤花が出たのではなく、赤花を蒔いた中に、三蝶咲が出たものだそうです。



でも今年は天候のせいか、花色が随分薄いです。





こういった新タイプの花もの品種は、最初どうしても高価過ぎる傾向にあり、価格を聞くと引いてしまい、
可愛げがないと思ってしまうことがよくあります。しかし価格がこなれてくると、どれも可愛く思えて来ますね。





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アフリカのえびね蘭

2015年07月28日 | その他の蘭
洋ランの先生からいただいた、カランセ・マダガスカリエンシスです。



バオバブでお馴染みのマダガスカルは、数多くの固有種が生育する、お伽の国です。
マタガスカリエンシスと言う名前は数多くの植物に付けられている種小名ですが、
その響きを聞いただけで、どんな花だろうと前のめりになります。


さてこの海の彼方に自生するえびねは、先ずキンセイランを幅広にしたような、コンパクトな木姿が魅力です。







一緒に写ってるのが黒牡丹ですから、いかに小さいかがお分かりでしょう。


花にはある程度の変異があるそうで、この個体はオナガエビネに似たタイプです。夏にぴったりな花ですね。












そしてそして有り難いのは寒さに強く、フウラン棚の下で平気なことです。
先日いらした先生が見て、あまりのデカさにびっくりしてましたが、本来はもう少し小さいようです。
フウランの液肥のおこぼれが効いたんでしょうかね。



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春雷の植え替え

2015年07月27日 | 富貴蘭(縞)

園芸Japan8月号に載ってた春雷です。






昨年植え込んだ鉢は、愛楽園さんに頼んで、素焼きのラッパ鉢を通常の2.5倍の厚みで焼いてもらったものです。
園芸Japanにも書きましたが、作鉢についてもある程度のオーダーが可能なことはあまり知られていないと思います。



この鉢はこんだけ暑いので、ズッシリと重いです。

昨年からメインの鉢は素焼きではなくて、釉薬を掛けずに本焼き(白焼き)したものを使っています。
素焼きよりは乾きが緩やかで、過乾燥になっても鉢が根の水分を奪い過ぎることは無いと思います。

そして根の弱い品種や根の傷んだ株は通常の素焼きや、この厚焼き素焼きを使っています。
厚焼きは放熱&断熱効果が高く、いわゆる水冷鉢の効果も期待されます。



さてこの春雷は一昨年にすっかり根を傷めてしまったため、この厚焼き鉢に植えてありましたが、
効果抜群、根っこだらけになりました。







形は悪くない株ですが、柄揃いはイマイチなため、今年の我が家の方針通りに、バラバラにしました。





1鉢が6鉢に。







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カシノキラン

2015年07月26日 | その他の蘭

花だらけです。







小さい花ですが、これだけ咲くと見応えがあります。まるでブドウ棚のブドウみたいです。







一応『金牡丹』と名付けられた宮崎産の曙芸品種ですが、
普段は棚下にほったらかしで、花時期だけ手に取って見てます。


こちらはアマミ産の素心です。



珍しいのでしょうけど、私は普通花の方が好きです。



宮崎産白縞。あれから11ヶ月。葉数は増えましたが、柄はちょっと寂しくなりました。









そろそろ子供が出て来てくれないかな。いいとこから出て来てくれますように。


コメント (2)
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