蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

黄玉殿

2017年08月31日 | 富貴蘭(覆輪)


黄玉殿は何度も展示したから、もういいかなと思い、春に割っちゃいました。
あれから10ヶ月、これがおそらく山取りされた時の元木、総親です。





展示するために割らず葉をむしらずで来たため、すっかり老木になってしまいました。


子供なんて暫くは望むべくも無いだろうと思ってましたが、こんなところから出て来ました。










今のところは派手派手ですが、何となく紺がのって来そうな気がします。


しかし、やはり、なんとも、黄玉殿の柄にはいつもうっとりさせられます


















今年はいくつか乞われてお嫁に行ってしまい、寂しくなったので、機会があったら一つ買いたいなぁ〜なんて、
暫く治まってたもっと欲しい病が再発しかかってます。


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建国殿

2017年08月27日 | 富貴蘭(羆・建国系)


久しぶりの登場です。あれから1年。



エッ?これがあれ?って言われそうですが、あれなんです。

前の棚では年中キンキラキンだったため、こんなにはぜて大丈夫?ってよく言われてましたから、
随分地味になってしまいました。













でも柄が悪くなったわけではなく、色がはぜてないだけです。

暫くアップしてなかったのは色が悪くなったからではなくて、昨年子供の天葉がすっほ抜けてしまい、
あわてて植え替えてみたら、根が思いきり傷んでました。

『苔が古くなって、ちょっと周りのより水持ちが良過ぎだぁ、でも成育はいい感じだから、まぁいっか。』
なんて思ってたのが失敗でした。

急に傷んだのでしょう、根の元の方だけが、ごっそり傷んでしまいました。
そこを撮ってブログネタにしようかとも思いましたが、さすがに意気消沈して、撮る気になれませんでした。

暫くはここに登場することもないだろうと諦めてましたが、なんと次の天葉が繰り出して来ました!おまけの子供も!



子供はちゃんと柄があるようで、10割の強打者は健在のようです。




コメント (2)
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建国宝

2017年08月25日 | 富貴蘭(羆・建国系)


建国夏冴え牡丹芸ルビー根の建国宝です。

あれから4ヶ月、今年は植え替えましたが、
暫くほったらかしてたため、まだちょっと機嫌が宜しくないです。

















以前ならもうこの時期にはスパッと真っ白な天葉が覗いてるのですが、まだ気配くらいしか見えてません。

もちろん年よっても、はぜの程度や時期は異なりますが、新温室の屋根は、外張りに赤外線カットポリカの波板を張り、
内張りにはポリカの複相パネルを使用しています。
これが1センチの厚みの段ボール構造をしてますから、実質2枚のポリカの板を張ってるのと同じ理屈です。
都合3枚のポリカを張ってることになります。
ポリカは基本的に紫外線をカットしますから、紫外線によってはぜる柄は、冴えが悪くなってしまいます。

我が家の温室は屋根だけでなく、壁も同じ構造ですが、2階部分の東、南、北の3面開閉部分はポリの巻き上げですから、
その近くに置けば、横からの紫外線は確保出来ます。

今年どうしても冴えなければ、斑の冴えを考慮した置き方を考えなきゃいけませんなぁ。

割り子はまだ普通のフウランみたいです。




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建国宝冠

2017年08月23日 | 富貴蘭(羆・建国系)



あれから4ヶ月、やっとはぜて来た建国宝冠です。









三昧さんちと我家の距離は随分離れていますが、同じようにはぜてきました。



こちらの木はまだイマイチはぜてません。








こちらはまた別の木












これはブログ管理してくれてる蘭友にあげた木









これから一気にはぜてはきますが、温室の構造上、以前の棚ほどははぜないかもしれません。

一ヶ月後くらいにまた紹介しますね。

次回は建国宝です。
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タカサゴユリ

2017年08月21日 | 庭の四季



どこにでもある、ありふれたユリですが、意外と風情のある花です。










これはあの時の、イワチドリが咲いてた、美咲園さんの作品です。

タカサゴユリは美咲さんが植え込んだのか、種が飛び込んだのかわかりませんが、
1本だけ咲いてる様は、大胆な生け花のような雰囲気ですね。





さてこのタカサゴユリですが、その名のとおり台湾原産です。

種から翌年には花が咲くため、あちこちに飛んで、あっという間に群生します。
その性質を交雑によって取り入れたのが、シンテッポウユリです。

と、認識してたのですが、私が普段タカサゴユリだと思ってるのは、
実は全てテッポウユリの血が入ったシンテッポウユリらしいと聞いてから10年以上が経ちます。

あの時には、そんなバカな、そんなはずはない!と否定したものの、今のご時世、
DNAを調べれば簡単に判ることなんですよね。

仮にもしテッポウユリの血が入っていたとしても、園芸上のシンテッポウユリとは随分異なる形質ですから、
同じ名前で呼ぶのは抵抗があります。
せめて、シンタカサゴユリにでもしてもらいたいものです。

でも世の中にははっきりしない方が面白いこともいっぱいあります。
私の中でははっきりしないままにしておきたい話です。









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