蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

芽変わり H

2016年10月26日 | 富貴蘭(覆輪)


ラベルには凄い名前が書いてありますが、ここでは伏せておきましょう。
ある大名品の柄抜けから出たもので、以前大層な金額で動いた木のようですが、
中層くらいの評価で我が家にやって来ました。

元木の柄は天冴えですが、こちらは後冴えの覆輪になってます。













三光も交えるし、斑の部分から出た根はルビー根となります。
また春には消え入りそうに美しい白縞を流し、こんなに儚そうな斑で大丈夫かな?なんて思うことがあります。
まだ変化しながらどのような芸で固定しようかと、さ迷ってるような気がします。



こちらがもう一つの株。









子供は青いようですが、またそのうち変化してくれそうな気がします。
今後どうなるか、年に一度ずつくらい紹介したいと思います。



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万華鏡

2016年10月22日 | 富貴蘭(花)


秋には必ずと言っていいほど、金牡丹グループと南国の舞が花を咲かせますが、こんなのも咲いてました。
色は全然出てませんが、紅花三蝶咲きの万華鏡です。







数年前、写真で売り込み?があり、価格でちょっと躊躇しましたが、
あの頃は大概のものを買ってましたから、結局買いました。

韓国から入ってきたもので、確か日本に入った最初の木が我が家にやって来たのだったと思います。
何か他の名前が付けられていたと記憶してますが、その名前は忘れてしまいました。

翌年我が家で初めて花が咲き、その姿を見た時に、瞬間的にこの名前がひらめきました。







上から見ると、万華鏡以外の名前は考えられません。

一応、名前を変えてもいいかと聞いたら「どうぞどうぞ」とのことでした。
「最初に高く買ってもらってますから」って。





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日輪富貴

2016年10月20日 | 富貴蘭(覆輪)


富貴の光の覆輪、日輪富貴です。
あれから2年3ヶ月、何枚か葉繰りをして、幾分ボリュウムアップしました。









この木は子吹きも悪く、我が家の作りではもう精一杯のボリュウムに達してると思います。



こちらの木は派手目な子供をいくつも抱えているため、親木は大きいながらもボリュウム感はやや控え目。





こうやって比べてみると、子供を養ってない木は男性的で、養ってる木は女性的にも見えます。



ともに大きさ自体はかなりのもので、今年の全国大会に持って行ってた匂威と比べても、大差ない程です。






そう言えば匂威は鉢合わせのためにこんなにして、そのまんまです。




我が家はいつもこんな扱いです。「こら〜内閣総理大臣賞の俺様をこんな扱いか!」
って言ってるような気もしますが、うちでは貴賤の差は存在せず、特別扱いはありません。

あ〜私が愛しいと思う株は、ちょっとだけえこひいきしてあげてます。


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伊勢矮鶏の白縞

2016年10月18日 | 富貴蘭(縞)


こちらが昔々からある伊勢矮鶏から芽変わりで出た「伊勢矮鶏の白縞」です。
白と言っても黄白で、ちょうど都羽二重に似た縞です。









ですから細い縞は白く見えますが、太いと黄味を帯びます。
こちらは全体に細かい縞が入った株ですから、白く見えます。



こちらの木は粗い柄ですから、ちょっと黄色っぽく見えますね。







覆輪で完成すれば、御旗のような感じになるのかな?

見てみたいですねぇ。

愛知で大量栽培されてる紫苑さんの棚で出たもので、もうある程度の月日が経ってますが、
和歌山で変化した「伊勢矮鶏の縞(聖代の縞)」よりは後から出たのだと思います。
「白翁(長生殿白覆輪」もそこで出たんですよね〜羨ましい!

最初の株、細かい柄で作るのには良いのですが、離れて見る展示会ではちょい派手くらいの粗い柄が入ってる方が見映えがします。



バラバラに割っちゃおかな〜そのためには植え替えねば。



コメント (4)
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錦秋

2016年10月16日 | 富貴蘭(縞)


こちらも讃歌さんからいただいた、伊勢矮鶏の飴縞(?)錦秋です。















後冴えでしかも秋にならないとはぜて来ない、期間限定商品です。
でも年がら年中キンキラキンよりもそっちが好きなんですよね〜。

思い返せば富貴蘭を本格的に始めてから10年くらいの間は、私の中の最高品種は十六夜でした。
春にはただのフウランなのに、秋口から突然、しかも月の光のように穏やかに冴える様に魅了されたことでした。
富貴殿よりも白牡丹よりも、羆よりも好きでしたから、筋金入りの変人です。

さてこの品種、確か根色もきれいなはずですが、最近見た覚えが・・・
まさか泥根になってしまった・・・いや、私がちゃんと見てないだけですね。

さてさて、母体は伊勢矮鶏ということですが、葉形や葉色、艶は聖代(青根伊勢矮鶏)の方に見えます。
ん?でもベースが青根だったら、ルビー根にはならずに、黄白根になるはずです。



ん〜また宿題です。



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