キバナノセッコク 『桃子』

新芽の柄のインパクトは、神衣や風羅坊の方が上ですが、
あちらが凄みを感じさせる芸であるのに対して、桃子は単純な美しさが身上です。










いい名前を付けたな、と自画自賛してます。







あ、クルッと回ってるのは、一旦水苔に潜ってから出てきたためです。

ヤマアジサイの季節

庭が一番賑やかな季節です。




















ご近所さんが花見に来ては、
縁側で井戸端会議をしてるようです。


そんな時の話題は、だいたい旦那の悪口と相場は決まってます。













昨年まではラカンマキの生垣に絡ませていたテッセンの八重咲き、
白万重は、逆さにした竹箒に絡ませました。




我ながら中々のアイデア。




ミルクも元気になってきました。

不思議な大八洲

先日、実幸園さんから青根の出た黒牡丹の画像が送られて来て、
「そんなこともあるよ」と答えましたが、これはどうしたことでしょう。
















八洲の月ではないけど、やや覆輪の深い大八洲です。



なぜか根が青いんです。






「そんなこともあるよ」と言いたいところですが、全部の根が青いんですよね。


覆輪が深くて幽霊の子もあり、淡い虎模様も見えることから、
どちらかと言えば普通よりも赤い根を出しそうな雰囲気なんですけど。




普通の大八洲は







八洲の月は







母種の国光殿は






どういうことなんでしょ。

イセも悪くない

数年前、宮崎産キバナノセッコクとして買った、見事なイセです。




















ヤフオクには、キバナノセッコク斑入として出てるものをよく見かけますが、
かなりのものはイセでしょう。


そんな中、これはキバナノ セッコクだろうと思って買ったのですが、
見事なイセでした。


葉肉も花弁も厚くて晩生なので、たぶん３倍体なんだろうと思います。


天冴え後くらみの白覆輪で、出芽はなかなか魅力的です。


モノはいいのですが、値段が、キバナとイセでは大違いなんですよね。


讃歌さんが「ヤフオクのキバナは、買っても買ってもみんなイセだ！」なんてぼやいてた時には、
「買うからいけないんだよ」なんて偉そうに言ってたんですけどね。




こちらは華幸園さんからいただいたイセ。





お客さんがキバナで買って作ってたものだそうです。


ただでいだだいたら、文句なく綺麗です。

渡川の幻

この花を通して、子供の頃えびね蘭に霧中になってた自分の姿を見ることができる、
私にとってはいつまでも特別な花です。