蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

春日

2017年03月30日 | 富貴蘭(覆輪)


昨年の夏に我が家にやってきた春日です。







あれから半年、あまり代わり映えはしませんが、ずぅ〜っと綺麗です。








このタイプの柄は成長してる部分の色が美しいので、お休み中はイマイチなのですが、
これはアマミ系なので、休まさなければ年中ずぅ〜〜っときれいです。

8度くらいだと根は止まらなくても葉の展開は止まるだろうと思ってましたが、
ずっと綺麗な状態で冬を越しました。

斑の種類としては萌黄覆輪ですが、独特な色をしてるんですよね。
萌黄地の中に、さらに細かく黄白散斑が入ってるような、ソフトな輝きを放ってます。







良い買い物でした〜

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本が届きました

2017年03月27日 | いろいろ


我が家はここ暫く親父の盆栽の植え替えに追われてて、
フウランの植え替えはストップ状態です。

ですから、先日までのフウランの植え替え写真は、
本当はちょっと前に撮ったやつばかりです。

おまけに年度末で週末もあまり休んでられません。


さて、ご紹介が遅くなりましたが、先日「にっぽんの伝統園芸」が届きました。



表紙はカッコいい江戸時代のソテツの絵です。

富貴蘭は建国特集で、三昧さんが解説されてます。





中国蘭や長生蘭、仙人掌や多肉植物など、読み応えある記事が満載です。











珍しい品種や素晴らしい作品の写真も楽しいですが、
私はそれぞれの分野の「狂った人」の紹介記事が大好きです。
「よくやるよなぁ〜」と半分感心、半分呆れながら読んでます。

自分が普通だと思ってるわけではありませんが、
やはり他人のことには呆れてしまいます。
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早春の庭

2017年03月21日 | 庭の四季


ウメやバイカオウレンの花が終わりを迎え、早春の土佐を代表する花、トサミズキが咲き始めました。





フジツツジも土佐の里山の春を彩る花です。



フジツツジを盆栽として作ると、花芽分化後に剪定することになるため、ほとんど花を楽しめません。
これも秋に鉢から庭に下ろした盆栽なので、チラッとしか咲いてません。

このまま伸ばして来年は花いっぱいにしたいのですが、親父は盆栽として仕立てたいようで、
また喧嘩しなきゃいけなくなりそうです。



庭木のほとんどは、高知に自生してる木を植えてありますが、これはちょっと南、沖縄に自生してるヒメサザンカです。









サザンカは木姿が好みでなくて植えてませんが、こっちは優しい雰囲気で、気に入ってます。


これは唯一の外国産の木、ホンコンドウダンです。







ちょっと派手かなぁ、と思いながら植えてみましたが、悪くはないですね。


一転、地味地味ですが、独特な雰囲気で人気のコシノコバイモです。








前の庭から連れて来たつもりはなかったのですが、プリムラマラコイデスが1株だけ咲いてます。





普通にホームセンターあたりで売ってる花ですが、こいつは子供の頃から作ってて、
おそらく中国産の原種に近い形質を保ってる系統だと思います。

夏に山から採ってきたアセビの株元に咲いてるのが不思議です。

飛梅ならぬ飛桜草かも。自分で植えといて忘れてるだけかなぁ。


シュンランも咲き





ハッカクレンも顔をだしました。



緑色のきのこみたいですね。






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翠仙錦

2017年03月19日 | 富貴蘭(縞)



天仙の親木、翠仙錦です。









徳之島で発見された時には源平気味な木だったため、すぐに覆輪の木「天仙」を生み、
そちらは順調に殖えたものの、縞の木は元が元だっただけに、なかなか良い柄が出ず、
柄抜けや覆輪を生みながら辛うじて絶えない程度で推移してました。

それでもそのうち柄の良い縞木も生まれ、今日ではある程度の数になっていると思います。
この木はまだ縞の木が貴重だった頃に最上柄の木を購入したもので、覆輪の木と同じ値段でした。

内心、なんで縞と覆輪が同じ評価なんだよ!と思いながらも、
あの頃は「買う義務がある」なんておかしな頭してましたから、縞の木も2回買いました。

今日では、天仙は登録品種となったこともあり、また数ある覆輪の中でもそれなりに特徴があるため、
ある程度流通していますが、翠仙錦の方は数は少ないし、またいまいちインパクトに欠けるため、
よけいに流通しにくいように思えます。

この株は縞として良い柄だし、おまけに天仙付きの標本のような株ですから、
しばらくは割らすにこのまま作ろうと思います。













親木も程なく天仙になりそうです。

やっぱり縞の株立ちには、覆輪がチラホラと見えるのがいいですね〜



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満月

2017年03月16日 | 富貴蘭(覆輪)


全国大会にも出品して、特別賞をもらったことのある満月ですが、
ご多分に漏れず、これも久しく植え替えてません。











そのせいでずいぶん痩せてしまい、バランスも悪くなってきたので割っちゃいました。











富貴殿は、出来の悪い木でも、やはり富貴殿だなと思える顔をしてますが、
満月は出来の良し悪しで全く違う顔を見せてくれます。

作りを競うのにはもってこいの品種ですね。

清水会長の棚で見る満月なんかは、他の覆輪品種を圧倒するかのような存在感がありますが、
我が家のは三日月くらいかな。皆既月食くらいかも。

じっくり作り直しです。






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