蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

ハオルチア 『静鼓錦』

2019年09月29日 | 多肉植物


このブログでは数回ハオルチアを紹介しましたが、蘭の国の番外編なので興味のある人は少ないと思ってたところ、
意外にも閲覧数上位に阿寒湖のページが時々入ってることがあり、びっくりしました。

今回は静鼓錦を紹介しようと思い、紹介するにあたって、何か情報はないかとGoogle検索してみると、
自分のブログが見つかりました。

以前紹介してたのをすっかり忘れてて、自分で都羽二重みたいな柄だと表現してるのを今読むと、面白い表現をするものだと他人が書いたのを読んでるような感覚です。

他のブログを見てみると、静鼓錦はトルンカータ×レツーサの交配によって作出された静鼓の斑入りと紹介されていました。


さて我が家の静鼓錦はあれから3年8ヶ月、植え替えしてあげてませんが、
それなりに大きくなって子供もポコポコ生まれました。















子供は派手派手で外したら枯れてしまいそうですが、鉢数を増やしたくはないので、
この方が綺麗で私にはちょうどいいです。






オレンジ掛かった斑は蘭ではあまり見られない色合いで、うっとりと見とれてしまいます。

その辺にある鉢を合わせてみました



伊万里の李荘窯の古鉢写しです。







サイズオーバーですが、スポッと納まってる姿を想像してみてください、派手+派手で良い感じ〜です。



こちらはすずき園芸さんとこにあった中国の古鉢。







一転、シックな雰囲気になりますね。

色々合わせてみると面白いのですが、そこまで遊んでる暇はありません。




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宝覆輪

2019年09月27日 | 富貴蘭(覆輪)














かなり古い品種のように思われがちな宝覆輪ですが、名鑑に搭載されたのは平成23年で、
意外と最近のことなんですよね。

縞の登録品種からの派生品種という意味においては、御旗や富士覆輪、金甲覆輪などと同じ仲間ですが、
長らく未登録品種のままでした。


私が大学生の頃には、まだ宝錦自体が金兜の中に埋もれていたり、縞参考品のラベルが立てられていたり、
少し前の高千穂の縞みたいな存在でした。

そんなに昔のことではない気がするのですが、ずいぶん様変わりしたものです。

さて宝覆輪が未登録のままだったのを登録するきっかけとなったのは、全国大会の審査の際、
登録品種の覆輪の部に出品されることが何度もあり、気が付いた私は未登録の部門に移動させていたのですが、
これを未登録部門で審査するのもやりにくいし、会として登録することを提案しました。

しかし意外にも賛成する人は多くはなく、すんなり登録とはいかなくて数年かかってしまいました。

別に今さら宝覆輪を登録なんかしなくても・・・って空気でした。


さてさてこの品種、宝錦から比較的出やすく、栽培中に経験した方も多いと思います。

ちょうどこの木が、まさに覆輪になろうとしています。









こちら側は派手めな縞の次の葉が覆輪っぽくなってます。



一方、こちらは源平っぽい縞の次の葉がいきなり覆輪状になってます。



でもまだ完全は覆輪ではないんですよね。





紺の部分は葉先に抜けてます。



先の覆輪の株の葉がこちらで



きれに覆輪が回ってます。



さてさてさて、宝覆輪の中の数パーセントくらいには、今でも日輪のラベルが立てられているものがあると思います。

宝覆輪ですよと指摘すると、宝錦と比べると軸の色が違うと言われることがありますが、
覆輪になると軸の着色が淡くなる傾向にあります。



こちらはまだ宝錦の軸色







こちらは覆輪になって20年くらい経過してます。






もっと見直されてもいいのに、と感じる品種の一つです。







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ちょっといっぷく

2019年09月23日 | いろいろ


友人からの誕生日のプレゼントです。



ガラスで作られた富貴蘭鉢と長生蘭鉢で、ちゃんと底に穴も開けられてます。





















そのままテーブルに飾っても綺麗だし、植物を入れて飾っても良い感じ〜ですよね。

こんなプレゼントを考え付くなんてびっくりです。

でも残念ながら私がもらったのではなくて、蘭好きな仕事の後輩の誕生日に、
友人たちが仲間で注文して作ってくれたのだそうです。

素敵ですよね。

私の誕生日にも、誰か素敵な鉢でもプレゼントしてくれないかなぁ。

自分へのプレゼントってことで買うしかないか。






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建国宝冠

2019年09月21日 | 富貴蘭(羆・建国系)



先日の韓国の方からのコメントに、建国宝冠を紹介してほしいとありましたが、
我が家の新しい棚では、建国殿や建国宝冠は以前のようには冴えてはくれません。

それでも秋の気配を感じると、少しは冴えてきました。

























以前はこんなに冴えてましたから、全然違います。

おそらく紫外線量の影響が大きいのだろうと思ってるのですが、一番良い場所は
キバナノセッコクが占拠してて、フウランの入る余地がありません。

斑が変化してしまってるわけではないので、暫くはこのままで、先で置場所を考えようと思います。

綺麗な建国宝冠は、三昧さんのブログを見てくださいね。



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最近買ったもの

2019年09月19日 | 富貴蘭(花)


7月の上野の展示会で見た青根曼珠沙華が気に入って、三香園さんに頼んでありました。

すぐに準備できると言われたけど、急がないからと置いといてもらったのですが、
蕾が膨らんだからと送ってくれました。
















曼珠沙華の花変わりは木姿の変化と連動しているため、花が咲く前の実生でも
花変わりが予測でき、苗のうちから流通していました。
ルビー根や青根の出現も見てはいましたが、曼珠沙華のデビュー当時からオリジナルの木を栽培していた私は、
小さい実生の木には興味が湧きませんでした。

しかし、上野でこの花を見て、久しぶりに花もの品種で欲しいと思ったことでした。










アントシアニンが発色しない色の違いだけでなのか、他にも違いが見られるのか分かりませんが、
ずいぶん雰囲気が違うように感じます。


ラベルは青根となってましたが









花茎の包にも着色は見られないので、青軸素心と言って良いでしょう。

お手頃価格で楽しめる、素敵な品種だと思いますよ。




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