蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

太白嶺

2014年06月30日 | 富貴蘭(覆輪)


今日は、太白嶺(たいはくれい)です。





昨年の秋、購入したばかりです。 

初めて見たのは4年前でした。
アマミ系にしては葉幅は広くはなく、水晶覆輪と羆錦を足したような、優しい色白美人的美しさに惚れ込みましたが、
控え目な美しさに対して価格は控え目ではありませんで、その時は購入は見送りました。

しかし、その後夢にまで出て来たので、東海園さんに急がないので気にかけておいて欲しいと頼んでありました。















この木は韓国の本を見ると、どうやら登録の写真の木そのもののようですが、
我が家に来てからちょっとゴツくなってきてるような気がします。

元気いっぱいなのは嬉しいのですが、優しい雰囲気に惚れたのに…
もう少し採光を控えた方が優しくなりそうですね。


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大観

2014年06月29日 | 富貴蘭(覆輪)


今日は、大観です。
アマミ系の実生品種としては初の登録品種です。



慶賀覆輪のような柄行きの豪快かつ繊細な柄で、数あるアマミ系柄物品種の中でも異彩を放っています。








若木の頃はまだ紺通しが甘いですが、覆輪でそろった株立ちよりも、かえって魅力的に思えます。





昨日の匂威と共に、アマミ系としては比較的早くに登場しましたが、
この2つの品種は、その後登場した多くのアマミ系品種の追随を許さないモノを持っていると思います。

丈夫そうに見えて、時折気難しい顔を見せるので、油断出来ません。
我が家のもやっといい株立ちになってきました。





陽強く作っているため木姿はいいのですが、
もう少し陽を抑えて白さを出した方が、より魅力的かもしれませんね。

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星花火~四国富貴蘭会花会のご案内~

2014年06月28日 | 富貴蘭(花)

明日は四国富貴蘭会の花会です。
え~詳しくは可愛い蘭さんのページをご覧ください。

星花火の花が咲き始めました。



最も好きな花の一つです。
距なしの可愛い天咲きで、花弁に緑を差します。

青軸小野小町の名で呼ばれていましたが、花軸に着色があるため厳密に言えば青軸ではないし、
花も小野小町とはずいぶん異なるため、名付けさせてもらいました。







写真で見ると、小さいヤマアジサイの花のような雰囲気ですね。
星花火の名前は私の大好きな夏目雅子さんに因んだ名前です。

今年は開花がやや遅いようですが、明日はどんな花が見られるか楽しみです。
一番きれいな花は可愛い蘭さんかも。

明日の花会に星花火も展示する予定ですので是非観に来てください。

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匂威

2014年06月28日 | 富貴蘭(覆輪)


今日は匂威(においおどし)です。

昨日の宝剣とは打って変わって、ドキッとするような洗練された美しさと迫力を兼ね備えた品種です。




平成16年の九州大会で鮮烈なデビューを果たし、あまりの衝撃に居ても立っても居られなくなった私は、
その日の夜に出品者を口説いて購入した思い出があります。

徳之島産の大型品種ですが、柄の影響でキリッと引き締まった葉姿となっています。
覆輪に固定する前の縞の木だったころに出た柄抜け青葉の個体も見たことがありますが、
全く異なる葉姿の木でした。










近年は韓国から大型の白覆輪品種がいくつもやってきましたが、
それらと比べても、特別な存在感があります。

柄の部分からはルビー根を出し、斑色との対比が絶妙です。

基本的には丈夫なはずですが、我が家では手こずった時期もありました。
丈夫で大型の木姿が特徴ですが、私は陽強く引き締めて作った姿が気にいっています。







このまま次の四国大会まで割らずに我慢できるかなあ…

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宝剣

2014年06月27日 | 富貴蘭(覆輪)


今日は、宝剣です。




古い品種ですが、柄の継続が悪いためなかなか株立ちにはなってくれません。この株は特別な優等生のようです。



基本的には木勢が大人しいため、勢いを付けるためには、まず根を作ることが肝要な品種だと思います。



なんとも言えない渋くて落ち着いていて、雅な覆輪です。







洗練された美しさの中にも野趣が感じられます。



この小さく赤く丸い蕾がまたなんとも可愛くてたまりません。
どんな花もの品種にも負けない魅力があると、個人的には思っています。もう少ししたら見頃ですね。





私にとっては、眺めてて心が落ち着く品種の代表格です。


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