今日は、自生地?からのキバナノセッコクです。
ご近所さんが、庭木を切ってたらこんなのが着いてた、と言って持ってきてくれました。
ビャクシンの木に生えてたんですね、あまり着生ランが着くイメージの木ではありませんが。
私にとってキバナノセッコクは、子供の頃に最も身近な存在だったランで、家の周りの柿の木に当たり前のように着いていました。
コクランやネジバナよりも身近な存在でした。
庭石や松の盆栽にも生えてきたりして、実生から大きくなる過程を間近で観察することも出来ました。
そんな訳で、私にとっては最も思い入れのある野生ランの一つです。
残念ながら、それが今ではほとんど見かけることがなくなってしまいました。
まぁ、私も子供の頃に採りはしましたが、全部は採ってませんよ。
なんて人がたくさんいれば、全滅してしまいますよね。
このビャクシンの木が植えられているのは、近所で唯一キバナノセッコクの残っている神社のすぐ側なので、
そこから種が飛んだのでしょう。
今年はこのままにしといて、来年はどこか近くの木にくっ付けて、種の供給源にしなくては。
ちなみにこのモジャモジャは、サルオガセモドキと言って、歴とした植物です。
コケではなくてパイナップルなんかに近い仲間で、エアープランツとして園芸店で売られています。
ちゃんと花も咲くんですよ。
我が家ではこれを蘭舎のサイドや屋根から吊るして、遮光ネット代わりにしてます。
大した意味がある訳ではありませんが、無機質なネットよりは楽しいし、ジャングルっぽい雰囲気が好きなんですよね~