こんにちは。 落雷抑制の松本です。
燃えても水しか出さない水素はクリーン・エネルギーとして注目されていますが、この水素にも「ブルー」と「グリーン」の2種類に分かれます。 「水素に色が着いているのか?」 と思ったら間違いで、水素は無色です。 これは、水素の製造にかかわる分類で、化石燃料から生成したり、水の電気分解で製造してもその電気が化石燃料で発電された場合には「ブルー水素」。 水の電気分解に使用する電気が再エネで発電され、化石燃料がかかわっていないものであれば、これを「グリーン水素」と分類しています。 水素自体は、クリーンであっても、その生まれ(製造方法)にまで遡って分別する。 厳格な分類です。 ドイツは、2030年までに水素のうちの20%をグリーン水素とするのが国家戦略のようです。
水素を如何に作りだすか? これは壮大な案がいくつかあり、例えば南米の南端のパタゴニア。 南極に近い所で、年中一定した強い風が吹いているそうで、風力発電に最適の場所なのですが、ここで発電しても、南米大陸では大きな電力消費地がなく、電気をそのまま超長距離は送電できません。 そこで、その電気で水を電気分解して水素を取り出し、水素の形で海外に輸出しようと言うのです。 気体の水素のままでは体積が大きすぎるので、それを圧縮冷凍して液体水素にして輸出するのです。 それを運ぶタンカーの燃料も水素にして、水素の発生から輸送まで、全て化石燃料無しで進めるそうです。 液体水素は温度が低いだけでなく、分子も小さいのでタンクの鉄板にも入り込んで鉄板を壊してしまう性質などがあり、液体水素用のタンカーと言うのは超ハイテクなのです。
そうまでして「グリーン水素」を使うのか? クリーン・エネルギーと名前は綺麗なのですが、環境問題と絡んだエネルギー問題にはドロ沼のような深さが待ち構えています。 日本のエネルギー政策、どうするのでしょうね。 エネルギー問題に原発の議論は避けられず、そこには立ち入りたくないので先送り。 そんな日本の優柔不断と関係なく、世界は必要以上に「クリーン」の偽善的な信奉者が増え続けています。 国会では国内の小さな問題ばかりに気を取られていますが、私如きが心配しても仕方のない事なので、もう、「どうにでもなっれ」という心境です。
〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp

燃えても水しか出さない水素はクリーン・エネルギーとして注目されていますが、この水素にも「ブルー」と「グリーン」の2種類に分かれます。 「水素に色が着いているのか?」 と思ったら間違いで、水素は無色です。 これは、水素の製造にかかわる分類で、化石燃料から生成したり、水の電気分解で製造してもその電気が化石燃料で発電された場合には「ブルー水素」。 水の電気分解に使用する電気が再エネで発電され、化石燃料がかかわっていないものであれば、これを「グリーン水素」と分類しています。 水素自体は、クリーンであっても、その生まれ(製造方法)にまで遡って分別する。 厳格な分類です。 ドイツは、2030年までに水素のうちの20%をグリーン水素とするのが国家戦略のようです。
水素を如何に作りだすか? これは壮大な案がいくつかあり、例えば南米の南端のパタゴニア。 南極に近い所で、年中一定した強い風が吹いているそうで、風力発電に最適の場所なのですが、ここで発電しても、南米大陸では大きな電力消費地がなく、電気をそのまま超長距離は送電できません。 そこで、その電気で水を電気分解して水素を取り出し、水素の形で海外に輸出しようと言うのです。 気体の水素のままでは体積が大きすぎるので、それを圧縮冷凍して液体水素にして輸出するのです。 それを運ぶタンカーの燃料も水素にして、水素の発生から輸送まで、全て化石燃料無しで進めるそうです。 液体水素は温度が低いだけでなく、分子も小さいのでタンクの鉄板にも入り込んで鉄板を壊してしまう性質などがあり、液体水素用のタンカーと言うのは超ハイテクなのです。
そうまでして「グリーン水素」を使うのか? クリーン・エネルギーと名前は綺麗なのですが、環境問題と絡んだエネルギー問題にはドロ沼のような深さが待ち構えています。 日本のエネルギー政策、どうするのでしょうね。 エネルギー問題に原発の議論は避けられず、そこには立ち入りたくないので先送り。 そんな日本の優柔不断と関係なく、世界は必要以上に「クリーン」の偽善的な信奉者が増え続けています。 国会では国内の小さな問題ばかりに気を取られていますが、私如きが心配しても仕方のない事なので、もう、「どうにでもなっれ」という心境です。
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