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本日は、教育IT ソリューションの最終日です。

2013年05月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

本日は、学校関係の展示会「教育ITソリューション」【東京ビッグサイト】の最終日です。展示会は、以前、勤めていた通信関連の頃から数えれば百回を超える展示会に参加してきましたが、立ったままの3日間、同じ事を説明し続ける肉体労働は毎回辛さを増します。しかし、説明した後で、最初は訝しがっていた方が納得されるのを見るのは嬉しい事で、疲れが吹っ飛びます。

学校/教育関連の展示会は、今回2回目なのですが、以前は学校/教育と言えばビジネスの対局にあるものかと思っていましたが、ビジネスの対象としては実に巨大産業の様です。授業料や履修計画の管理、試験の採点システム、電子黒板やタブレットなどの授業のための新しい道具、教える側の仕掛けも大規模になったものです。弊社の展示は、この中で学校防災関連の分類になります。

最近の授業方法の改革(?)は、驚くべきものがあります。昔、構造化プログラミングを提唱したオランダの数学のダイクストラ先生が来日した時に半日だけお世話した事があります。プログラミングの生産性を上げるためにこの概念をを使用しようと、道具立ての確立に走る人たち【主としてアメリカ】に対し、流石に数学者と思ったのは、道具は紙と鉛筆が一本あれば良い、とコンピュータでのシステム化を目指している人達をいなしていた点です。耳が痛いのは、私も電子製品が大好きなのですが、道具に走り、内容的なものが伴わない事は多々あります。

学習というのは理解できるまでは単調でツライ作業ですが、効率よく理解させてしまうことが学習の目的でなく、理解に至るプロセスを我慢することも大事なことなのです。企業内教育であれば能率を重視し、如何に短時間でスキルを見に付ける事が可能かは大事な点です。しかし、学校教育は企業内教育とは違うのです。その辺りの哲学も何もないまま見かけの新しさに走るのは如何なものでしょう?理解できないのは自分ではなくて、説明する側が悪いと威張っていた社長さんにお会いした事がありますが、小学生にまで学習に対してそのような態度が普及しない事を願うばかりです。

学ぶ側の意欲等お構いなしに、ビジュアルなエンタメ、ゲームもどきのタブレットで楽しく授業というのは甘口ですね。売りたい側の思惑だけでハードウェアばかりが先行するのに疑問を感じるのは時代に付いて行けないということなのでしょうか?

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