こんにちは。落雷抑制の松本です。
私の両親は戦争体験者でしたので生々しい話はよく聞きました。が、私の息子の世代ともなると戦争体験の話など、私の半分にも満たない程度の印象しかない事でしょう。3世代目となると殆どゼロに近くなる事でしょうから、私は機会あるごとに伝えておきたいのは、兵器の種類などどうでも良く、核兵器だけを悪者にするなという事です。
日本は唯一の被爆国という事で、広島/長崎を大騒ぎしますが、太平洋戦争での日本空襲の最高責任者であったルメイ将軍の回想録の言葉です。
「我々がやっている「空爆」ということに道徳性の面で心を悩ます、そんなことはまったく馬鹿げたことだ。兵隊が戦うのは当たり前。我々は戦ったのだ。どんな戦闘であれ、自軍の兵隊を多く失うことなく任務を達成することができれば、その日はとても良い日であると我々は考えた」。悔しいけれど、同意です。政治家は大局を見るべきですが、職業軍人ですから目の前の職務を優先させて当然です。 そして原爆についても
「軍隊がもたらす死という観点からすれば、何ら新しいものはない。我々は、3月10日の夜、広島、長崎で蒸発させた人間の数を会せたよりも、もっと多くの人間を東京で煮えたぎらせ焼き殺した」と豪語するのに何の躊躇も見せなかったというのです。
私の母も3月10日に東京大空襲を逃げまどって生きながらえまして、その話は何回も聴きました。焼夷弾だけでなく、空から灯油までまき散らし、雨かと思ったら石油であったというのが母の話でした。原爆で一瞬にして10万人が殺されるのは衝撃的ですが、残酷さから言えば、焼夷弾と灯油をまかれた中で一晩中逃げまどい、恐怖を与えながら焼き殺す方がもっと残酷です。戦争は、兵器の種類に関係なく残酷なのです。核兵器など使用せずとも、空から灯油をまいて焼き殺す方が安価なのです。では、カーチス・ルメイが極悪人かと言えばそれも間違いで、職業軍人、サラリーマンですから上層部(政府)からの、戦争を終結せよとの圧力を受けての事です。
このルメイ将軍、戦後、日本の航空自衛隊の育成に貢献したという事で勲一等旭日大綬章 を受けています。空襲で亡くなられた方やその家族からすれば、何で勲一等旭日大綬章 と思われるでしょうが、戦争に負けるということはそういう事です。ひどい目に遭わされても最後はシッポを振るのです。
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