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トヨタ産業技術記念館に行ってきました

2023年10月24日 08時54分03秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 名古屋には何十回も行きましたが、いつも仕事で、この記念館は気にはなっていましたが、立ち寄る機会はありませんでした。 今回は土日に休んで行ってきました。大正解!もっと早く来るべきでした。私は、美術品にはあまり興味がなく、乗物、機械系の博物館が大好きで、ワシントンDCのスミソニアン航空宇宙博物館やミュンヘンのドイツ・ミュージアムなどにも何回も行きましたが、地元、日本にもこのような立派な展示が行われているのは、日本の誇りであるとの印象でした。 特に豊田佐吉翁、発明家としての信念、機織りにかける情熱は頭が下がります。私も発明については数十件の特許を持っていますが、奥の深さにおいては到底かないません。一つの発明からそれを更に進化させるまで10年以上の歳月の間、考え抜いたのでしょう。 発明家でありながら、発明した製品を用いて事業にも果敢に挑戦し、失敗を繰り返しても、最後は世界的一になるのです。センサーなどの電子的な仕組み、電気も使用できなかった時代に木製のフレームに動力部だけ鉄製で、機械式の「センサー」を組み込んで自動で動く機械を作り上げ、それが、今、糸の作り方から始まって布を織る実演まで動態保存され、最後は現在の最も進んだ機械であると、人物の集合写真まで織物で人物を判定するのに十分な解像度で、アットいう間に織り上げてしまう実演まで、自動車の展示に行くまでで圧倒されました。

 今、ベンチャーなどと呼ばれて起業に挑戦する若者が増えているのは良い事ですが、豊田佐吉翁は、自分で発明した技術で開発した機械を用いて会社を興すというのは正にベンチャーの創始者です。日本の激動期であった幕末に生まれ、明治、大正、昭和と日本が発展していくの産業を技術で支え、布を作るだけのベンチャーが自動車産業という日本の基幹産業の礎を作った豊田佐吉は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という三河の英雄に加えて、日本の産業の大きく羽ばたかせたその業績を称えるべき人物です。 来年7月からは、渋沢栄一翁の一万円札になるそうですが、海外のモノを日本に持ってきた渋沢栄一  VS 日本の技術を確立した豊田佐吉 という点では、立派に一万円札の次期候補ではないでしょうか?

 

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