雷ブログ

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愛知県犬山市の大落雷と歴史的建築物の保護

2017年07月27日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

犬山城のシャチホコが欠けた原因が落雷ではないかとのニュースを見て、犬山城を中心に10Km四方での落雷数を調べてみました。  ナント!! 1時間で600発の落雷が観測されました。 すると、犬山市内の事業者様からの問合せがあり、訪問させていただきました。 そのお客様は直接の被害はありませんでしたが、予防的にPDCE避雷針の設置を検討されての事でした。  その他、落雷被害を受けた方からの問い合わせも数件いただきました。

600発に驚くかと思いきや、地元のTVニュースでは、犬山市全域が入る40km四方で2時間のデータが、ナント!! 3500発もの落雷があったと報道されたそうです。 3500発をご存知の方からすると、600発には少しもビックリされませんでした。

シャチホコや、その他の施設の障害だけで人身事故が無かったことは不幸中の幸いでした。 このところのゲリラ豪雨も日本国内だけではなく、世界中で気象災害が発生しています。 中には、ゲリラ雷雨もありました。 お城の屋根のシャチホコ、五重塔の一番上に付いている「宝珠」、弊社ではPDCE避雷針の開発や販売だけでなく、歴史的建築物を落雷から守る手段の研究も進めています。 一般的には、護りたいものの近傍に避雷針を建てると言い出す方が多いのですが、これはダメです。 避雷針に100%、落雷せずに、その近辺に落雷を招きますから、護るつもりの五重塔に落雷しかねませんし、PDCE避雷針では? というのも残念ながらダメなんです。 国宝級の美しい建物の脇に避雷設備とは言え、高いポールや鉄塔など無粋なものを建てたら景観が台無しです。

現在、五重塔の先端に付いている宝珠をそのままの状態で、お城のシャチホコの近辺に高いものを建てることなく、落雷を防ぐ。 このアイデアについて特許は取りましたが、これが正しいことを確認するためにフランスに行き、フランスの国家規格による試験をしてくる予定です。 試験というのは、各社が勝手な試験をするのではなく、国家の知見を集めた「国家規格」で定められた試験設備、試験方法、評価方法でなければなりません。 それが日本にはないのです。 ということで、落雷対策品のまともな試験はフランスに行かねばなりません。フランスでの確認後、正式に製品の発売を予定します。

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落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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