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JR北海道の危機

2016年11月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

JR北海道ですが、10路線13区間、北海道の鉄道のほぼ半分の距離に対し、これ以上の運営が無理との発表がありました。 人口(乗降客)は少ないし、路線の補修維持にも費用がかかり、一民間企業の採算性から言えば撤退するのはやむを得ないのですが、鉄道が無くなれば過疎化に拍車がかかり、さらに人口のアンバランスが進むことでしょう。 

先日、北海道に行った時に千歳空港から電車で札幌に向かった時に驚いたのは、電車の窓ガラスが汚れているのです。 北海道の方は大らかで少しの汚れなど気にしないのか? 関東圏で、JRも私鉄も窓ガラスが汚れている電車になど乗ったことがないため、この汚れは新鮮な驚きでした。 千歳殻札幌までは乗降客も多い稼ぎ頭でしょうにこの路線の車両さえ、ろくな清掃もできていないのです。 JR北海道の窮状を感じました。

以前は「日本国有鉄道」でしたから、日本全体の収支のなかで運営されていたのが、地域分割され民営化にすることは人口分布から言えば、無理な事は分かり切っていた結末を迎えただけのことです。 JR東海の東海道新幹線のようなドル箱路線を抱える会社はウハウハですが、北海どのように人口は少ない、路線は長い、これは経営努力だけではどうにもなりません。

鉄道インフラは、全国を単一会社が運営し、それを地域鉄道会社が借りて運航するような形で、インフラの維持は人口の多いところでの収益を過疎地の施設維持に使用する様にすべきなのです。 これが、道路であれば、私が毎日利用している横浜新道など、とっくの昔に道路建設費など償却し終わっているでしょうに未だに320円を支払っています。 この320円は他の道路のために使用されているハズでして、地方に行くと高速道路もガラガラの光景はよく見かけますが、それは仕方ないことで、人口の多い所の収益で過疎地を護る。 それが国というものです。

民営化したのだから、JR北海道が自分で解決しろというのは、国という観点からは余りに無策です。 JRは、北海道/東/東海/西/九州、という枠を超えて、インフラの整備だけは共同会社で行い、安全な鉄道の維持をしていただきたいものです。 リニア新幹線に何兆円もの費用をかけるなら、北海道を救っていただきたいものです。 道州制というのも、自立の心意気としては立派なのですが、人口分布が極端にアンバランスですから無理な話で、過密で過疎を補う仕組みこそが重要ではないでしょうか。

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