雷ブログ

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#7. 落雷の発生

2010年12月07日 12時34分35秒 | 落雷の抑制
前回は、「草木も身の毛も上を向く」強烈な上向き電界が発生するところまででした。

「草木も身の毛も上を向く」強烈な電界の中で、地面のプラス電荷は、避雷導線(ビルを支える鉄骨、または、独立したケーブル(引き下げ導線))で避雷針へと上昇します(全ての避雷針は、地面と導通されています)。 避雷針が何故、避雷「針」かと言えば、先端が鋭利になっているからで、これは、先がとがった方が放電し易いからです。 そのため、突起部分を多くした「集雷針」と呼ばれる高性能の避雷針もあります。 

雷雲の底からは、最初に「先行放電」と呼ばれる放電が、地面に近づきます。この放電が、地表から100m程度まで降りてくると、次に避雷針の先から、「お迎え放電」と呼ばれる放電が発生し、雷雲からの先行放電と結ばれます。 これで、放電路が形成されると、次に大きな電荷が移動する、すなわち落雷が発生します。

落雷は、地面からの放電が出やすい所に落ちます。野原に立っていれば、自分の体もプラス電荷で覆われていますから「尖った人」には落雷しやすいかもしれません(これは、自戒の念をこめた冗談です)。

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