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情報と知識

2018年10月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

私の友人がセミナーである大学の教授から聞いたのは、「ネットが普及し、豊富な情報を誰でも入手できるようになった今、大学の使命が終わった」とのことなのですが、今までの教育モデルは「先生が情報の切り売りをしてきた」が主流かと思いますが、自分だけが持っていると思っている情報が巷に溢れているとなったら、切り売りするものも無くなり、そういう事をしてきただけの先生にはネットの発達は確かに脅威かも知れません。 しかし、情報だけが豊富であってもそれだけでは解決にならないのです。 貧困地域で物が不足しているからと言って、そこにスーパーやデパートを建設しても何の役にも立たないのと同じで、そこにあるものを入手し、それを活用して再生産につながるようにならねばモノや情報がいくらあっても意味はありません。 情報の量だけで言うなら、本屋の店主や図書館の職員であれば身近にいくらでも情報はありますが、その情報を基に新ビジネスが生まれた話など聞いたことがありません。

情報を自分の知識へと変換し、その知識を基に「知力」を涵養することが大事であり、知識で止まっていては何も新しいものは生まれず、過去の知識を蓄えているだけでなく、情報を知識へと変換し、更に知力へと高めるための訓練、勉強、努力、応用が必要であり、それを行うのが教育者の責任であるのに、情報が豊富になったので大学の使命が終わったなどと短絡的なことを言われるのは、「情報の切り売り」しかしてこなかった先生がようやく目覚めたともいえるでしょう。 大学の使命というよりご自分の使命が終わったと理解される方が宜しいいかと思います。

ネットにいくら情報があっても、全てが正しくもなく、私の交友関係の中で見ていると、ネットや情報機器を使いこなしている方は、いかにも時代を先取りした方のようにみえますが、ネットからは無縁の世界でガラ携だけで生き延びている方の中には生活に密着した部分で力のある方が多いのです。 情報がそこにあるからいつでも利用できると慢心せず、そこにある情報を如何に自分の知識に変換し、それを応用するかという緊張感が必要です。情報過多でネットやマスコミの情報を受け身の姿勢で受け取っているだけでは情報に踊らされるだけです。 時には情報の取得は自制し、自分で考えねばなりませんが、情報が多すぎる世の中で、情報があることで自分が賢くなったような錯覚にはまってしまう。 情報が豊かであると生活まで豊かになるかのように錯覚する。 情報時代の恐ろしさです。

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