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選挙演説を聞いて

2019年07月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

何気なく聞いていた政見放送で「8時間働けば普通の生活ができる社会」を目指す、との御意見は目標としてはご立派ですが、8時間をどのように働いて、世界に伍して、「普通の生活」ができるような社会を作ろうというのか具体策を加えていただければ完璧でした。 社会という大きな器について語る前に、弊社のような零細企業のかじ取りさえ、どのようにビジネスを進めれば世間並みの「普通の生活」が可能になるのかは、具体的な会社の進路に責任を持つ経営者には難しい問題です。 それを政治という間接的な手段で実現するというのですから、大したものです。 

政治の問題として解決するには、日本経済が世界にどのような存在感を示せるかによりますから、産業政策、そしてその人材をどう育成するかの教育政策と共に日本の進む道を示していただきたいものですが、どうも働く側の「8時労働間」、「普通の暮らし」と働く側に対し、甘いリップサービスのような印象なのが残念でした。 これからの社会は、普通に8時間働いて、普通の暮らしができるというほど甘くはありません。「ボヤーット」8時間働いても普通の暮らしなどできなくなる時代なのです。

何故、できないのかと言えば、日本の低い生産性です。 米国では、年収1000万円以上の割合が全人口の30%を超えるのに対し、日本では3%程度。日本の生産性は、米国の約半分程度なのです。 そんな低い生産性のまま、労働時間が長いなど、文句を言える筋合いではありません。  働き方改革というのは、方向性が誤っていまして、向かうべき目標は生産性の向上であり、労働時間の短縮はその結果として得られるものです。 それを現状の生産性のまま、これを改善しようとしないで労働時間の短縮を要求するのは順番が誤っているのです。 働き方の中でいかに生産性を上げるかを主題にすべきが、労働時間の事ばかりが前面に出てきてしまいます。

まあ、選挙の演説としては、甘い、耳障りにならない、「労働時間の短縮」は訴えたくなるでしょうが、大事なのは、どの方向に向かって産業を育成し、生産性を如何に改善すべきかなのです。 政治の目標としては、自分の半径10m以内の事でなく、今後50年先に日本が存在できるように、身の回りの暮らしの範囲を超えて、我々の子孫が50年先も生存できるように方向性を議論していただきたいものです。

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