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翁長知事と安倍総理の会談

2015年04月21日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

会談の冒頭で翁長知事が沖縄の扱いが「理不尽」であると訴えておられる様子をニュースで見ましたが、全くその通り、沖縄の扱いは「理不尽」の一語に尽きます。さぞ悔しい事と思います。 しかしです。。。世の中というのは理不尽の塊であり、同じ仕事をしながら低賃金であったり、低賃金で危険な仕事差させられたり、まじめに一生懸命仕事をしているのに報われなかったり、その理不尽の固まりの中から最大多数が「マアマア」と思える現実的な解を見つけるのが政治というものです。理不尽であると指摘するだけなら、小学生でも理不尽は感じている事でしょう。

日本は敗戦国です。大昔、戦争に負ければ男性は皆殺しか戦勝国の奴隷にされ、女性も奴隷として他国に売りさばかれるのが戦争に負けることの現実であったのです。 これはそれほど昔の事ではなく、第二次大戦でも、戦争に負けたがためにソ連に100万人以上の日本人が連行され、食事もろくに与えられずに極寒の中の強制労働で亡くなった方は30万人以上もいるのです。 ソ連は、日本が相撲で言う「死に体」、負け状態になるや否や参戦し、北方4島を奪っただけではなく、捕虜として連行され殺された人が30万人もいた事を忘れてはなりません。30万人が殺されても文句を言わない国民性ですから、甘く見られて従軍慰安婦程度の話でイチャモンをつけられるのです。

このソ連のしたことに比べれば、日本という国体は残り、多くの理不尽を抱えながらもソコソコの生活ができ、ソ連でなく米国に占領された事は幸運でした。ソ連は戦後、日本を米国と分割統治することさえ望んでいたのです。 ソ連に占領されていたら、東欧圏の様な惨めなことになっていたでしょう。 戦後の仕事の無い時代に米軍に勤める事で家族を養う事ができた人は沖縄のみならず日本中にいました。 しかし、経済的に繁栄し、それが必要で無くなると、人は恩義を忘れ今度は邪魔だと言い出すのです。

日本中の基地よりも多くの米軍基地があると言う現実を日本政府に文句を言っても仕方ない事です。 これを正すには米国に再度、戦いを挑むしかありません。 しかし、彼我の差はあまりにも大きく、中国と組んだところで米国を軍事的に打倒することは不可能です。 軍事で無理であるならば、そのような野望は捨て、経済や科学技術で米国の支配を弱めるしかないでしょう。 しかし、この分野でも米国を凌駕することは困難な事です。 しかし、目指すべきなのです。 相手を打ち負かしてこそ対等な話ができる訳で、それがないまま何を言っても「お願い」でしかありません。「お願い」などするだけ無駄なこと。「お願い」するのは交渉ではありませんし、「お願い」が通用するのは日本国内だけの話です。

では、辺野古の事ですが、普天間の危険性の除去ができ、自然保護については那覇空港の第二滑走路と同じ話で、美しい沖縄の海岸を埋めるのは残念ですが、埋め立てをしているのは辺野古だけではないのですから、これを理由にするのも「理不尽」になってしまいます。飛行場ができると危険というのも感覚的な意見で、過去50年間に沖縄で軍用機に係る航空機事故で亡くなった人の数よりも、日本本土の民間航空機による事故の方が遥かに多いのです。 航空機事故の死亡者の数で言えば、軍用機の方が民間航空機よりもはるかに安全です。

数学の試験ではありませんから、100点満点の正しく美しい答えなどありません。理不尽の固まりの現実世界での解決策ですから、妥協の着地点を探すしかないのです。できる事とできない事をわきまえ、何処を現実的な解にするか、民意を振りまわすだけでは政治家ではありません。「理不尽」を訴えるだけで事足りるのは学級委員です。翁長知事には「学級委員」を卒業され「政治家」になっていただきたいものです。

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