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スペインの技術力

2014年04月21日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

弊社のPDCEですが、元々は、スペイン語圏内で発明され、PDCEというのもスペイン語での名称です。この製品、ようやく日本国内でも認知度が上がってきましたが、それでもまだまだです。「そんなに良いものならなぜ、もっと広まっていないの?」と聞かれることも度々あります。その理由の一つはスペイン語かと思います。

スペイン語を話す人口は、多いのですが、そのイメージは、闘牛、イベリコ豚、フラメンコなど、工業製品とは対極にあるものばかりが有名なのです。で、この国の工業国としての実力はと言いますと、欧州で共同生産している戦闘機「ユーロファイター」の分担もしていますし、エアバスA380の部分生産もしています。と言うことはソコソコの実力はある国なのです。鉄道技術では、日本に無いものまで実用化しています。

それは、日本で「フリーゲージトレイン」と呼ばれ、線路の幅が異なる区間にも乗り入れることのできる鉄道技術です。JRで言えば日本のほとんどはレール幅1067mmの狭軌。新幹線のみが1435mmの標準軌(世界の標準は1435mmなのです)。レールの幅が異なるのですから当然、相互乗り入れはできません。

スペインでは、標準軌(1435mm)に加えて独自の広軌(1668mm)があり、この二つの異なるレールを相互後乗り入れする技術(TARGO)があるのです。車輪を1本の車軸で連結していたら、物理的に無理です。また、曲線部分では当然、内側と外側で内輪差が出るのを1本の車軸で直結しているので摩耗も発生します。 そこで、車軸を無くして片側の車輪がそれぞれ独立し、それを可動式にすることで、鉄道の軌道(ゲージ)にとらわれない(フリー)と言う技術を実用化しています。

二つの車輪が車軸でつながらず、片持ちと言うのは何となく不安感が残りますが、既に40年も実用に使用されています。最初は、牽引される客車のみでしたが、機関車にも採用され、時速250㎞での運用がされています。

と言うことで、スペインも中々の国なのです。まあ、日本でのPDCEは、オリジンはスペイン語圏内ですが、日本で改良され、すべて、日本国内での組み立て、製造になっていますが。。。

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