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横浜大落雷

2016年07月11日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先週の月曜日の事です。 横浜は強烈な雷雲が通り過ぎました。時間で言えばほんの30分ですが、弊社のお客様の鶴見付近では10km四方に30分でナント406発もの落雷がありました。 10km四方といえば、縦横1kmのマスが100ケ。 偏らずに分布したとすると、100マスの中に406発は、マス一つ(1km四方)に4発。ということは500m四方に1発という割合です。 自分の家を中心におおよそ半径250m以内に1発ですから、かなりの密度です。

これだけの電荷が雷雲から地面に降り注がれるのですから、ただ地面に逃がしてはもったいない。 電気としてどこかに蓄えられれば良いのですが、残念ながら有効利用ができないのは、1発当たりは20kA近くあるのですが、電流の流れる時間が短く家庭のブレーカが機械的に作動する前に入り込んでしまうくらいの短時間なのです。 400発とは言ってもそれが1か所に落雷する訳でもなく10Km四方へ分散されています。

電源として使うには、太陽光パネルのように出力は小さくても、日本中でどこでも長時間、朝から日暮れまで電気が流れるようなものの方が使いやすいのです。 雷はたとえ、この電流を使いこなすような施設を作れても、そこに落雷するのは確率的な話で、年に数度使えるか使えないかという程度では経済的に引き合いません。 落雷自体を利用するよりは、落雷しなくても地面と空の間の電界は大きく変化しますから、電界の変化を大面積のコンデンサーに蓄える方が良いかと思いますが、これも定常的に雷雲が通過する地域でないと経済的に合いません。 

いくら優秀でも気まぐれな社員は使い難い。 能率は悪くても、変動の少ない人が一緒に仕事をし易いというのはエネルギーも社員さんも同じことです。 自然現象で、定常的なものは太陽光、地熱、海流、そして風力位まででしょうか? 雨、これも不必要に多い場所と肝心の貯水ダムには降らない気まぐれで、使い難い。 太陽光も太陽から地球までは一定量が降り注がれても地上の気象条件に左右されますし、夜は使えません。

一番安定しているのは、原子力。 高熱を出し続ける原子炉が安定度からいえば一番です。原発が危険という先入観も捨てるべきなのは、福島第一が壊れた時でも女川の原発は避難所になった事実をお忘れになり、福島第一のマイナスイメージだけが残っていますが、作りが悪ければ危険なのは原発だけの事ではありません。 米海軍では、空母と潜水艦は、原子力推進です。地震などより、はるかに荒れ狂う海で事故もなく原子炉を運転しています。 地震国だから原発は危ないというのは全くの誤りです。 安定しない自然エネルギーと比べると原子力が一番なのです。 

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落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
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