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マンガ「解析学」超入門  ラリー・ゴニック著・絵  鍵本聡/坪井美佐 訳

2016年07月08日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

久しぶりに名著にであいました。 マンガは、如何にも外人さんによる絵で、絵本を見るような気楽さで関数の意味を再学習するには絶好の1冊です。 電車の中でも気楽に眺めながら微分と積分の基礎を学べます。 世のなかには、小難しい事もこんなに分かりやすく説明することのできる人がいるというのは大きな励みになります。 自分が理解する何倍も深く理解しないと人様に分かり易く説明することはできません。私など、ようやく自分が理解するだけで手一杯ですから、このような解説には脱帽です。

マンガというと日本のお家芸かというと、そうでもありません。 飛行機好きの私の蔵書の中に「B29操縦マニュアル」がありますが、これはナント! マンガなのです。 国を挙げての総力戦では、地上で鉄砲で戦う兵隊だけでなく、爆撃機の操縦士、航法士、爆撃手、機銃射手など乗組員は10名近くいますし、その機体整備、エンジン整備、補給担当など、飛行機が2千機あれば5~6万人の専門家を養成しなければなりません。 戦時中ですからその養成に数年かけてなどとノンビリしたことは許されず、短期間のうちに要員を育成する中で、ナント、漫画で各人のすべきことが解説されているのです。 例えば、不時着の際の手順として、暗号装置を破壊することであるとか、緊急持ち出し品であるとか、マンガですから読み易く、分かり易く絵と共に解説されているのです。

米国では、その道のエキスパートが必ずしも教えるエキスパートではない。 名選手、必ずしも名コーチにあらず。という理解で、「教え」の専門家がいます。 これは日本で言う「先生」と少し異なるのは、日本で教える、教育というと人格的なことまで絡めた「わが師」になってしまいがちですが、単純にスキル・トランスファーを効率的に行うだけなのです。 映画「トップガン」に出てきた空中戦を教える美人の先生。 自分では戦闘機の操縦などできないのに、それを使用した空中戦について教える「先生」です。SME(Subject Matter Expert)からコツを聞き出し、それを分かり易い形で生徒に伝える「先生」なのです。 以前、このような「教育会社」のセミナーに参加したことがありますが、自分が少しの経験もないことを堂々と教える先生に最初はビックリしましたが、セミナーの内容には感心しましたことがあります。 戦時中の「人材促成栽培」から始まった「教育工学」、人を育てるのが上手な国です。

弊社も、漫画でPDCEの解説をしています。HPのトプページからマンガをご覧いただけますので、お時間があればぜひ、ご覧ください。

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