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過労死と過労自殺

2017年11月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

世の中でゴチャゴチャにされている「過労死」と「過労自殺」ですが、労働時間が長時間に渡り、生理学的な意味での「過労」の結果、病気になってお亡くなりになるのが「過労死」。 長時間残業もあるかもしれませんが、職場の環境についていけなくなり自殺をしてしまうのは「過労自殺」、との分類を目にしました。 原因が単なる長時間労働なのか、それに加えた別の要素の有無での分類ですが、「死ぬくらいなら会社を辞めれば、ができない理由」を読むと、本書で扱っているのは「過労自殺」で、単なる「過労死」よりは「過労自殺」の方が多いであろうと推測します。

過労死は昔からあり、工場で朝早くから夜遅くまで働かされ、過酷な環境で肺結核になり若くしてお亡くなりになった女工さんの話もあるように、この種の過労死が発生しないように規制するのは当然です。 この長時間労働だけであれば、法律で労働時間の厳守を厳しく規制すれば良いのでしょうが、労働時間と別の要素が加わった職場での問題は規則や法律では変え難いものがあります。 

職場は競争社会ですから、目標の達成率、上司による評価、自分自身での達成感、職場の環境など、当事者でなければ分かり難い要素が多々あります。 その個人の悩みをどこまで組織で救えるかという点では、救えなかったことを全て組織の責任にする前に、個人の自分自身の問題も大きいのです。  小/中/高校生の自殺は、原因としてはイジメを含む周囲の環境に耐えきれなかったという点で、全く労働をしていないのですから「過労自殺」ではないものの、過酷な環境への対応が困難であったという点では「過労自殺」と同じで、「過労自殺」と言う定義そのものが不適切であるように思えます。これは、「過酷環境不適合型」であり、過労、イジメ、ストレスなどの「過酷環境」が原因であり、職場での長時間労働は「結果」であり、「原因」ではないのです。 ですから、長時間勤務を規制するだけの対処では効果は期待できないのではないでしょうか?

私は、毎月300時間を超えるような残業を1年間、一日も休まずにしたことで、自分の最大出力を知り、以後の参考になりましたが、世の中は、自分と同じようには、耐性が強く、職場での不評を気にしない鈍い感受性を備えた人ばかりではありません。 ジジイの世代としては、自分の昔話に酔って長時間残業を自慢したがる人が多いのですが、自分の事としてでなく、自分の息子/娘がつらい思いをしていたら。。。と想定する方が良いのかもしれません。 自分と比較すると、ついつい、強者の立場からの発言になってします。 それを堪えて、自分の子供が弱い立場であったらと想定すると、この問題に少しは優しい眼で見ることができるかと思います。。。 

しかしです。 昨日の続きにもなりますが、国も個人も同じことで、まずは自分で戦う意志と力は必要なのです。 イジメに遭ったら、反撃するか、さもなくばひとまず退却。 退却するだけで、自決してはいけないのです。 自決するくらいなら、そのエネルギーを相手に向けるか、あるいは敵前逃亡もありなのです。 何故、日本の若者はこんなにも元気が無くなってしまったのでしょう。。。豊かな成熟社会のツケがまわってきたのでしょうか? 戦争は悪い事、戦うことは悪い事と洗脳されて育てられ、闘うことを忘れてしまった結果のようにも見えます。

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