雷ブログ

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営業はいらない   三戸政和   SB新書

2020年08月05日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 将来、AIの普及につれて不要になる職業として「営業職」を語っているのではなく、AIに関係なく、総務省の統計によると、営業職は2001年の968万人から2018年には864万人と100万人も既に減少しています。 しかし、「営業事務職」は、2000年から2015年の5年の間に56万人から70万人と14万人も増えている。 これは、足で稼ぐ「外回り型営業マン」が減る一方、「内勤型営業マン」が増加しているのです。 営業支援ツールやネットの普及で外回りの営業の重要性は低下しているのです。 ネットの上でのHPがありがたい存在であるのは私も実感していますのは、弊社のHPにも毎月4000を超えるアクセスがありまして、私の寝ている間にもお客様がHPを訪問して、私の対面での説明など必要としていないのです。 ネットを通じての問い合わせがあり、それで訪問するとその場で決まるというのも珍しくはありません。 その形で成功しているのがテスラだそうです。

 BtoCに於いては、今や、500万円の車をネットのワンクリックで購入する人が増えている時代です。 BtoB においても昔ながらの訪問を繰り返して、時には接待をし、担当者との人間関係を深めながら受注に持ち込むという昔ながらのスタイルが難しくなるのは時代背景として、コンプライアンスもあり、会社での購入の手続きは、複数社から相見積もりを取り、どの製品を選ぶのが最適かを透明なプロセスで進めなければなりませんから、社長のツルの一声で決まる時代ではなくなりました。 とは言え、人間関係の強みが無くなった訳ではありませんから、この辺りの、運び方が営業職の手腕の見せ所なのですが、そういう神通力を発揮できる機会は少なくなりつつあります。

 前にも書きましたが、日本での営業職への理解は低く、未だに新入社員に飛び込みで名刺集めをさせている企業もあり、古参の社員が自分が昔受けた訓練をそのまま踏襲し、営業など製品のパンフレットを配ってくるだけの仕事の様に理解している方も少なくありません。 本書は、戦術で苦労するのは、戦略が無いから、そしてそれは、経営の責任と、話が広がりますが、実例として営業職への依存度の軽減は説得力があり、現在、そして将来の営業職の在り方を考える豊富な材料で溢れています。 タイトルは過激ですが、内容はタイトルに恥じないものがあります。

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