無神経なアンケート

こんにちは。　落雷抑制の松本です。

　毎年ある事なのですが、今年も特許庁から３０ページにも及ぶ質問でいっぱいのアンケートが送られてきましたが、そのままゴミ箱直行です。　役所のすることに、民間は素直に従えと言わんばかりのアンケートなのですが、実際にアンケートの作成/配布/集計などは民間会社にお任せの毎年の定例行事なのでしょう。　まともに答えようとすれば、３０分以上はかかるように見えました（あまりよく見ませんでしたが）。　それに要する時間にも、アンケートに応える経験や知識にも「価値」はゼロとみなしてのアンケート依頼のようで、知的財産権を保護するお役所としては、アンケートに答えるための「知的財産権」の価値は認めていないようです。　本当に民間からの意見をくみ取りたいのであれば、面談でジックリと話を聞くべきです。

　私のようなへそ曲がりでも、時に気が向くとアンケートに答えることもありますが、その時の答えは思っている事と反対の事を述べたり、アンケートの精度を落すべく答えたりします。　アンケートの集計に於いては、統計的に両極端の意見は切り捨てて中庸的な意見を集計しますから、極端な意見は反映されることなく、平々凡々の回答のみが使われますから、ノイズのような回答を返事しても大きな影響は出ません。　質問を作る側も、ある程度の回答は予測して設問を作りますから、出来上がりもソコソコ予測でき、アンケートに応えるのは単なる儀礼的な意味しかないものが多いのです。　そのようなことに、税金と私の時間を使わないで欲しいと言おう思いもあり、アンケートは則ゴミ箱行きなのです。

　皆の意見をよく聞くのがリーダーの役割とされていますが、意見の多様化が進む中で、反対も賛成も拮抗するような皆の意見など聞いていれば物事が進みませ。　その決定の責任逃れのためにアンケートを取り、皆の意見を集約した意見に落ち着かせるのでしょうが、責任のない大多数の意見など聞く必要はありません。　どっちみち、全員を満足させることはできないのですから、普段から自分の目と耳をフルに活用し、自分の判断で物事決めれば良いのです。　アンケートで皆様のご意見をというのは、自分の判断の責任を放棄して、アンケートと言う言い訳を作っているだけです。　そのような時間潰しに巻き込まれるのは大迷惑なので、アンケートには参加しない事にしています。

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