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自律化船のセミナーに参加しました。

2019年07月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 最近、「自動化」に加え、「自律化」という言葉も散見するようになりました。 自動化にも目標値と実際に動いた値の差分で次の目標値を補正すると言った「フィードバック」機能はありますが、「自律化」は、それ以上に周囲の状況から次の状況を予測し、そのような対応をすべきか最適解を選択するもので、「自動運転」はドライバーが監視して責任を負うが、完全な無人の自動運転を「自律運転」と呼ぶようです。

 この場合、運転免許はどうなるのか? 車メーカの作った自律運転車は、どこかで運転免許を取得なければなりません。  船舶では、「海技士免許」で船を操縦していますが、船舶の操縦をするシステムに海技士免許を与えるのか? という議論もあるのことです。 免許という制度で、一定の技量が保証されていた仕事領域にまで機械が入り込むと、単に技術の問題だけでなく、社会制度との関わりも重要になってきて複雑な様相を示しています。
 
 車は道路の上を走行するので、応答性が良いのですが、船舶は水の上で、停止しようとしても全長の10倍位が必要で、長さ200mの大型船では停止するのに2kmも走ってしまい、潮流や風の影響もあり、制御が難しく、特に桟橋に着眼する時は秒速数cmの微速でなければ船体や桟橋を壊してしまう繊細な制御が必要という事で車の制御よりも複雑なのですが、これに加え次のような社会的な要因もあるとのことです。

 それは、昨今、船員志望の人が少なくなり、船員の高齢化も進む中、船舶の事故の7割は人間の不注意によるもので、特に着岸する場合の緊張感は非常に高く、この負担を軽減することで安全に寄与したいとも事でした。 人間と機械の関わり方が色々な分野で変わりつつあることを実感したセミナーでした。

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