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近年稀なる愚策  「働き方改革」

2019年07月18日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

ある知人の話ですが、会社での残業時間、取得休暇のつじつま合わせに2週間、自宅にこもり、出社に及ばずとあいなり、さりとて2週間も本当に休むわけにもいかず、会社の資料を持ちだして家で仕事をしているとのことでした。

年寄りの繰り言のように毎回のようにブログに書いていますが、日本の弱みは生産性の低さで、これを改善するために「働き方」の改革は、会社内での作業手順、仕事の仕方(プロセス)を見直して、生産性の向上を第一にすべきなのです。 社員個人の労働時間の短縮などは、結果として狙うべきなのですが、一番分り易い勤務時間がターゲットとなり、個人の労働時間の短縮ばかりに目が向いているようです。 会社としての責任を社員個人に投げ返しているのです。このように自分で自分の首を絞めつけるような事をしていれば、人手不足の中、企業の競争力を弱めてしまうだけです。

私は、土日もほとんど休みませんので毎月150時間を超える残業をこの20年以上続けていますから、体験的に言えば、人間は残業などで過労死することはあり得ません。 生きていく上では色々な悩み事も生じますから、残業そのものでなく、色々な障害に耐えかねての自殺はあるでしょうが、単純にそれを残業が原因というのは、あまりに単純すぎるのです。 まあ、私の場合は、好きなことをしているだけの残業ですから、苦になりませんが、いやな仕事をしていたら状況は全く異なりますが、現在の日本は奴隷国家ではないのですから、死ぬほど嫌な仕事を続けなくても良いのです。 自分を死まで追い込んでしまうのは自分の責任です。 長時間残業を自殺の原因とし、長時間残業を悪者に仕立て上げたのが「働き方改革」ですが、これでは解決になりません。

では、どうするべきであったか? 「働き方の改革」ではなく、日本人に必要なのは「自分自身を大事にする意識改革」なのです。 まあ、一朝一夕にはできませんが、天上天下唯我独尊、自分勝手と見られてもヘノカッパ。大きな組織の中で大きな波に飲み込まれても、そこで溺れない強さです。 今までのような労働力で大量生産をしていた時代には、物言わぬ従順な従業員が適していて、それを育てるのが日本の学校教育でした。 しかし、その種の労働はロボットやAIに置き換えられ、これからの時代に必要なのは、自分で考えモノを言う、、今までであればクセのある扱いにくい社員なのです。そういう強さの無い人間を育ててきた日本の学校教育をそのままにして、労働時間さえ限れば職場の自殺者を少なくできるというほど、世の中は単純ではありません。 子供の頃から、イジメにあってもメゲナイ、自殺などしない、タフな人材を育てるべきなのです。 ま、そういう子供は管理し難く学校としては苦手でしょうから、従順な「良い子」を好むでしょうが。。。

働き方改革で生まれたイビツな勤務状態。 「働き方改革」にまい進した議員様達は、この現状に気がついてもいないでしょうね。。。

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