工事現場の取付に来ています。

こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

この時間、御殿場市の現場に来ています。朝５時に横浜を出て８時には現場に到着です。ここは、陸上自衛隊の演習場。来月には「総合火力演習」という大イベントを控えています。今回は、そこに出演する自衛隊員とこのイベントを見学に来る数万人の方を落雷から保護するための取付工事です。

富士の山麓は、水ハケは良いのですが、極めて電気の通り難い火山灰が広がります。このような場所で落雷すると、雷電流は地球の奥深くに吸い込まれることは無く、地表を水平に広がります。すると、その付近【と言っても１００ｍ】に立っている人の例えば、右足から体に入った雷電流は左足から抜けるように体内を通過していきますので、この時の「歩幅」の大きさが体で感じる電圧に影響し、これは「歩幅電圧」と呼ばれます。この衝撃を少なくするには、なるべく左右の足を揃えておいた方が良いでしょうね。屋外で雷雨に遭った時、屋根付きの建物に入るのが一番ですが、そのような逃げ場が無ければ木から離れて両足を揃えてしゃがみ込んで雷雲の通過を待つのが一番です。

昨年は、高所作業車を用いた１基だけだったのですが、今年は恒久設備として４基が電柱に取付けられます。　日本を護る自衛隊。その自衛隊を落雷から護っているのが弊社なのですから、私としてはこれほど名誉な設置例はありません。　自衛隊は、日本中をカバーする独自の通信網、レーダー施設、護衛艦等、落雷対策は必要なものは多々あります。　これらに徐々に広がり、防衛のお役に立てることは嬉しい限りです。

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