ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

リスは自分の可愛いさを知っているか

2012-09-07 | アメリカ

またリスか、と思われた方、すみません。
ここシリコンバレーでいろんな野性動物に遭遇してきましたが、やはり一番多く見かけ、
そして文句なしに可愛いのがリスたち。
散歩に行っても歩くことより写真を撮る方に時間がかかってしまうこともしばしば。

そんなリスに、すっかり悩殺されてしまったエリス中尉であります。

先日、ラブラブなリスの画像をお目にかけましたが、今日は「戦うリス」を。
(先に言っておきますが、それだけの内容です)



なんどかお話しているこのディッシュトレイル、柵がこのようにめぐらされています。
中をリスが走り回っているのですが、時々柵の網目をくぐっったり、地面に掘った穴の出口を
「大脱走」のように柵の外につなげてしまって、リスが出てしまいます。

一歩外に出ればそこは車が猛スピードで走る車道。
じっとしていればいいものを、その道を渡ろうとして轢かれてしまうのです。
この滞在中、この横の道で三匹の犠牲リスを見ました。

 

このリスたちも、入口の車道に近い所に生息しています。
とくに左のリスはゲートの横の日影にいたのですから、車道はすぐ横。
冒険心を出してあちらに行ってみようなんて考えるんじゃないよ。
と心の中で話しかけながら、いつものようにカメラ片手に鹿の園ならぬリスの園に入っていくと、
目の前に不穏な空気を感じてふと立ち止まりました。



原因はこの二匹。
リスですから表情はなんら普通と変わりませんが、にらみ合って一色即発の様子。
いきなりバトルが始まりました。
「あああ、連写って、どうやったら撮れるんだろう」
カメラの使い方をそこまで把握していなかったのが悔やまれます。
デジカメはご存じのようにモードをそれ用にしないと、シャッターを押すたびに画像処理をするので、
次の写真がすぐに撮れないのです。



こうしてみると、無表情は無表情なりにお互いを威嚇するような顔をしていますね。


 

立ちあがって組みあったと思ったら、巴投げ。
投げられたリスの後ろ脚がかわいい・・・・。





一匹が片方をねじ伏せているように見えます。



投げがきれいに入りました。これは有効ではなく一本でしょう。

 がっぷり組み合ったリス。

目つきが・・・・目つきが・・・・・。

どうもいつものつぶらなお目々を半眼にして臨むのがリス流ケンカ術のようです。



真剣に喧嘩をしているのになんでこんなに可愛いんだろう・・。

 そしてこれ!

撮れてびっくり、空中に浮遊するリス団子。
そしていきなり・・・



 喧嘩終了。

終わったら並んでご飯を食べていました。
リスの喧嘩は後を引かないというか、一度とことんやり合うと自動的に友情が芽生えるようです。




おしまい。

息子が「リスって絶対自分が可愛いことを知っているよね」
となぜか確信に満ちて言っていましたが、この写真を見るとそんな気がしないでもありません。