スーパーでご近所の息子さんに会った。
一人で来たの?と聞くのも、50歳になろうという男性に向かって変な話だが、それには理由があった。
お正月を少し過ぎたころ、彼が雪かきをしているところを通りかかって、お父さんとお母さん、お元気?と、挨拶がてら声をかけると、お父さんが亡くなったという。
町内会のお知らせを見た憶えもなく、驚いたけれど、やはり、知らせないようお願いしたのだそうだ。
ああ、やっぱり、最近は、家族だけで葬儀を済ませることが多いものね。
そこのお宅は自営業で、仕事も二人一緒、とても夫婦仲が良かった。
お母さんは大丈夫?ときくと、落ち込んで閉じこもっているそうだ。
そうだろうな~、夫婦仲が良いのでかえって友達なども必要としない感じがあった。
それが、片方が亡くなってしまったら立ち直れないだろうなと思う。
息子さんが独身で同居しているのが、今となっては良かったかも知れない。
そんなことがあったので、つい、一人で?と言う言葉になった。
すると、お母さんも一緒で、向こうにいると言う。
外に出る気持ちになったのかなと、少し安心したけれど、自分から近づいて行って、声をかけて良いものかと迷った。
こちらは夫婦二人で仲良く(そう見えるだろう)買い物に来ているのを見せつけているように、感じさせないだろうか?
幸い距離があったので、じゃあねと、息子さんと別れて、お母さんには声をかけずに帰って来た。
良かったのかどうか…
わからない。
もう少し時間が経って、私一人の時に会ったら声をかけて話をしよう。
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