母を頭痛外来に連れて行った。
母の頭痛は、私の子供のころからだから、まさに筋金入りだ。
長年ノーシンを愛用して、好きな時に飲んでいた。
ところが、脳梗塞で認知症を患ってから、30包のノーシンが3日でなくなっていた時に
持たせておくわけにはいかなくなった。
小分けにして小袋に入れ、日付を書いてあったのに無駄だった。
そこで、病院からもらった頭痛薬を詰め所に預かっていただいて、
頭が痛いときはもらうということにしたけれど、
一日に何度も頭痛薬を欲しがって、ホームの詰め所の職員さんたちに迷惑をかけていた。
飲んでから1時間もしないうちに、ということもあるとか。
毎日、何度もとなると、やたら痛み止めは出せないだろう。
腰痛で強い鎮痛剤を飲んでいるので、尚更だ。
そうすると、母は私に電話をかけてくる。
薬を貰いに行ったけれどもらえないと訴える電話だ。
痛みを何とかしたいという母の気持ちもわかるし、そんなに頻繁に出せないという
職員さんの気持ちもわかる。
以前は自由に飲んでいた頭痛薬をどうしていちいちもらいに行かなければならないのか、
母は納得いかない。
86にもなったら、多少体に悪くても頭痛から解放されるならいいじゃないの、とも
思うけれど、職員さんたちはそうもいかないだろう。
そこで、ダメもとで頭痛外来に行ってみたのだ。
昨年末に脳梗塞で倒れた時、脳の検査はしているので、診察だけしていただいた。
先生が症状を聞き、いろいろ質問をされて、出した結論は
薬物依存ですね、だった。
やっぱりそうか。
私もインターネットで調べてそうじゃないかと思っていたのよね。
頭痛薬を飲めばのむほど悪化しますよとのこと。
でもどうすれば・・・
いきなり止めてしまうというのもね~~
すると先生が、「疑似薬をだしましょう」とおっしゃった。
疑似薬とは、薬に見せかけた乳糖だそうだ。
子供用の薬によく使われるそうで、苦い薬を乳糖でくるんで飲みやすい薬にするのだそうだ。
毒にも薬にもならない。
頭痛薬だと信じて飲むことが大事ですとのことだ。
薬局で、いくら飲んでもいいんですか?と訊くと、
いくら飲んでも良いですけど、あまり一日に何度も飲ませると
患者さんがおかしいと思うかもしれませんよ
とのこと。
そうよね、今まで出し渋っていた頭痛薬が好きなだけ出てきたら、
認知症とはいえ、おかしいと思うかも知れない。
そのへんの事情を説明して、その疑似薬を詰め所に預かっていただいた。
常勤の看護婦さんや職員さんも、それは良かったですねと喜んでくださった。
これで、心置きなく母に頭痛薬(疑似薬)をだして下さるだろう。
これで、うまくいくと良いのだけれど・・・
私の祖母も昔、ノーシンをいつもポケットに入れていて
しょっちゅうなめているような状態でした。
家族で、小麦粉を包んでおいたらどうだろう?と
相談したこともありました。
同じような状態だったかもしれないです。
おかあさんの症状が軽くなりますように。
プクプクさんのおばあ様も頭痛持ちでいらっしゃったんですね。
ノーシンは頭痛薬の中では一番害が少ないのだそうです。
おばあ様もそのことをご存じだったのかも知れませんね。
小麦粉を包んでおいたらという話、我が家でも似たようなことを言ったことがありますが、味が変わるとわかりますものね~。
今回の疑似薬は、ちゃんとお医者様が出してくださるものですから、多少効果があるのではないかと期待しています。
偏頭痛がひどく、バファリンばかり飲んでいました。
あの痛みは、本当に辛いですので、
お母様の気持ち、よくわかります。
疑似薬で、うまくいくといいですね
意外と多いんですね~
バファリンの中毒にならなくて良かったです}
私は、風邪とかひどい寝不足の時くらいしか頭痛の経験がありません。
これだけは母に似なくて良かったと思います
書き忘れたんですが、頭痛予防薬というのを一緒にいただきました。
それが効いているのか、疑似薬のおかげなのか、今のところ、頭が痛いとは言っていません。
このまま行ってくれればいいんですが・・・